パナソニック インダストリーとエア・ウォーターは7月28日、環境負荷低減と地域貢献を両立する地産地消のエネルギー活用モデルを構築すると発表した。
パナソニック インダストリーで車載デバイス事業を担当するパナソニック スイッチングテクノロジーズとエア・ウォーターは2025年度を目途に、パナソニック スイッチングテクノロジーズ帯広工場にて、エア・ウォーターが製造・供給する家畜ふん尿由来のバイオメタンの利用を開始し、工場の脱炭素化及び地域社会への貢献を進める合意書を締結。
地域内の未利用資源からバイオメタンというクリーンエネルギーを製造し、地域内で消費することでバイオガスを活用したい酪農家と温室効果ガス削減に取り組む企業双方のニーズを満たす地産地消のエネルギー活用モデルとなる。環境面では化石燃料の代替としてバイオメタンを利用することで工場から排出されるCO2の削減につながるほか、安定的にバイオメタンを製造・輸送・消費するサプライチェーンが構築されることにより、社会課題となっている家畜ふん尿に起因する臭気や水質汚染などの減少にもつながることが期待される。
家畜ふん尿から製造したバイオメタンを工場電力と製品材料に利用する取り組みは電機・デバイス業界内で初めてという。両社は今後、2025年度の利用開始を目指して地域社会とともに持続可能な社会を目指したエネルギー活用モデルの構築を推進するとしている。
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