週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

新常識 360度スマホシアター! ソニーのワイヤレススピーカー「HT-AX7」

2023年07月28日 18時30分更新

3つのスピーカーを配置した半径1〜1.2メートルのエリアに360度立体サラウンドリスニング環境をつくります

さまざまな音源を立体サウンド化する
ソニー独自の360SSM対応

 サウンドはHi-Fiリスニングを狙った高音質というよりも、キホンを立体サウンドとしたところにも本機の特徴があります。もちろん通常のステレオ再生にも対応していますが、本体にはさまざまな音源から立体サウンドをつくりだすソニー独自の「360 Spatial Sound Mapping(以降、360SSM)」という音響技術も搭載しています。

 360SSMでは、HT-AX7の本体スピーカーから音の波を出力して、独自のデジタル演算処理によってスピーカーが存在しない場所にも実際に音場を生成します。加えてソニー独自のアップミキサーのアルゴリズムにより、2チャンネルのステレオ音源も立体サウンドに変換します。

 本機のリスニングスタイルは、スマホやタブレットをBluetoothで接続してから、本体の天面に着脱できる2つのリアスピーカーをユーザーの耳の横から少し後ろ側の半径1〜1.2メートルの位置に配置します。

 本機とスマホなどソース機器とのペアリングから、ペアリング完了後のリモコン操作にはソニーのモバイルアプリ「Home Entertainment Connect」を使います。アプリでできる基本操作の多くは、本体のボタンでもできるほど機能の内容はシンプルです。

HT-AX7の初期設定や各操作に対応するソニーのモバイルアプリ「Home Entertainment Connect」

 HT-AX7は2台のBluetooth機器と同時につなげるマルチポイント接続にも対応しています。マイクも内蔵しているので、タブレットで再生している動画の音声を聴いている最中、スマホに着信があればハンズフリー通話に切り換えることもできます。

 次回はHT-AX7の試聴インプレッションを中心にレポートします。本機の課題にも触れながら、一歩踏み込んだ使いこなし方を考えてみたいと思います。

 
製品ジャンル ワイヤレススピーカー
ブランド ソニー
製品名 HT-AX7
直販価格 7万7000円
ユニット フロントスピーカー 49×71mm(2基)、リアスピーカー 直径60mm(2基)
Bluetooth AAC/SBC
連続再生時間 約30時間
外形寸法 306W×97H×123Dmm(フロント)、122φ×39Hmm(リア1個)
質量 1.4kg(フロント)、295g(リア1個)
 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事