温度センサーと人検知センサーを搭載していたなんて……!
Echoデバイスが音声通知する「定型アクション」を作った
実はSNS上で知人が教えてくれるまで全く知らなかったが、Echo Dot with clockには「温度センサー」と超音波の「人検知センサー」の両方が備わっており、温度の変化や人検知でWi-Fiネットワーク上のほかのデバイスと連携して様々な次の動作をすることができるらしい。
現在、筆者宅には遠隔操作可能なエアコンが2台と、遠隔操作や音声操作可能な照明器具やコンセントの類が十数台ある。過去、IoT系デバイスの動作検証のために全ての機器はテストしているが、今のところアマゾンのAlexaで音声操作しているのは、寝室の天井灯だけ。屋外の監視カメラのEchoへの投影も玄関ドアの施錠も解錠も音声でできるが、「できると便利は違う」という筆者の四半世紀前からの信条で、わざわざ音声ではやっていない。
今回、Echo Dot with clockでも温度と人検知で、一通り「定型アクション」のテストだけはやって見た。ひとつは、Echo Dot with clockの温度センサーが29.5度以上を検知した時はリビング壁面に設置したEcho Show 15が「暑いでエアコンつけようよ」と発話する。そしてもうひとつはEcho Dot with clockの人検知センサーが誰かが近くに来れば、「誰かいます」と音声で通知するだけの簡単なものだ。
しかし人検知センサーの存在を筆者に教えてくれた友人の話では、Echo Dot with clock内蔵の超音波式人検知センサーの動作が常に不安定で3台もEcho Dot with clockを交換したが、未だに解決できていないという。個体差や環境差があるのかもしれない。
幸いにも筆者宅では今のところいずれの定型アクションも完璧に動作しているので、次はAlexaに対応しているありきたりではない楽しそうな新しいデバイスを衝動買いして、組み合わせて遊んでみようと考えている。
筆者宅の洗面所の天井灯は電球本体に人感センサーが入った製品で、考え方によればなかなかの優れモノだ。別の外部センサーによる人検知後、家庭内Wi-Fiネットワークを経由して点灯指示するのではなく、電球が閉じた世界で単体で判断するシンプルなワンストップ仕様だ。目的がハッキリと決まっているなら、便利なデバイスだ。
一方、筆者の寝室の天井蛍光灯は、声掛けかスマホ上のAlexaアプリでタップ操作するタイプ。またQrioの玄関鍵は、誰がどう考えても音声やアプリで解錠・施錠するより、手で速攻やった方がスッキリと早くて安心確実だ。唯一助かるのは、家を出た後の自動ロックと運が良ければスマホの位置情報からたまに動作する帰宅時の自動解錠だ。
四半世紀前からいつも時代の最先端だったホームオートメーションは、今もまだまだ時代の最先端で悪戦苦闘しながらゆっくりと進化中だ。筆者は今も25年前と同じ「できると便利は違う」を信条に、毎日のように新しい時代の先端を探し求めて楽しんでいる。
Echo Dot with clockに真剣に立ち向かって時々ムカつくか、筆者程度に緩く付き合ってそこそこ楽しむか、その選択も各自ができるのでなかなか楽しいデバイスだ。次回のAmazonプライムデーにはもう一台の時計なしのEcho Dot を手に入れて、レガシーなステレオ再生を実現して楽しみたいと考えている。
今回の衝動買い
・アイテム:アマゾン「Echo Dot with clock」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:3960円(Amazonプライムデー特別価格)
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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