米メディア「9To5Google」の記事によると、YouTube Premiumの個人向けサブスクリプション価格が、新規および既存の顧客共にこっそり2ドル値上げされ、13.99ドル(およそ2000円)/月になっていることがわかった。
YouTube Premiumは、2018年11月に開始されたYoutubeの定額サブスクリプションサービス。広告なしの動画再生、バックグラウンド再生、1080p画質でのストリーミング、動画のローカルへの一時保存、YouTube Music Premiumの利用などが可能になる。
現時点でユーザーに向けたアナウンスはされておらず、9To5Googleの記者が問い合わせたところ値上げを認めたうえで以下の回答があったという。
「米国でYouTube PremiumとYouTube Music Premiumをご契約いただいている皆様に引き続き素晴らしいサービスと機能をお届けするため価格を改定します。この新価格は、YouTube Premiumの価値を反映したものだと考えています」
なお、現時点でアメリカ以外の国と地域で料金の変更は実施されていない。変更がある場合は30日前に通知するという
この1年で2度めの値上げ
新しい料金表を見ると、個人向けサブスクリプション価格が、2ドル増しの13.99ドル(およそ2000円)/月になっているほか、年間プランが20ドル増の139.99ドル(およそ2万円)となっている。また、iOSのYouTubeアプリから加入する場合はアプリ内課金となってしまいApple Storeの手数料がかかるため18.99ドル(およそ2700円)/月となる。
この値上げは新規加入者向けの価格で、既存メンバーは次の請求日から新しい価格が適用される。
Youtube Premiumは2022年10月にもファミリープランを5ドル増しの22.99ドル(およそ3200円)/月に値上げしているためこの1年で2度目の価格改定となる。
さらに、YouTube Music Premiumの価格も9.99ドル(およそ1400円)/月から10.99ドル(およそ1540円)に1ドル値上げされている。
Youtubeは広告ブロッカーを排除する機能をテスト中との報道もあった。今後ますます「Youtube Premiumに入る」か「我慢して広告を見続ける」の二択となりそうだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります