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韓国のEV「IONIQ 5」は韓国アイドル好きの女子に響くのか? 寺坂ユミがハンドルを握った

2023年07月15日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

ワンペダル操作もできる!
そして車内の静粛性は群を抜く

ドライブモードセレクター

 それでは、クルマを動かしてみましょう。まずハンドルコラム右手側にあるシフトセレクターをDにセット。「普通左にあるので、違和感を覚えますね」と彼女が語るように、最初は戸惑うかも。でも、その代わりに運転席と助手席の間がウォークスルーできるわけで。

運転している様子

 ウインカーやワイパーなどは日本車と同じ位置。「ウインカーを出そうとしたらワイパーが動いた」という輸入車あるあるをすることはありません。操作面でユニークなのは、ハンドルのパドルで回生量だけでなく、その先にワンペダル動作へと切り替わるところ。この仕組みは便利な反面、慣れないとモードがどうなっているか分かりづらいかも。部員Kはワンペダラ―なので、もっぱらワンペダルですが、部長は普通にアクセルとブレーキを操作した方がいいとのこと。

運転しているゆみちぃ部長

 「とても静かですね」というのが第一印象。過去、色々なBEVに乗りましたが、500万円前後のモデルでは断トツの静かさ。いや、価格を問わず電気自動車全体でみても、トップレベルの静粛性です。これは後席にも貼り合わせガラスを用いているためでしょう。

運転しているゆみちぃ部長

 乗り心地は? というと、ちょっと前の日本車のような、ふわっとしたもの。道路の継ぎ目などのアタリは弱めですが、振動は比較的長く続く感じ。タイヤが地面に接地している、という感じも少し薄目なので、雲の上を走っているかのようなフィーリングです。

高速道路でクルーズコントロールを使っている様子

 運転支援もバッチリ。バッテリーを積載しているがゆえの重心の低さはしっかりとあるので、ロングツーリングには好適のクルマという印象です。

ウインカーを出すとメーターパネル内に後方の様子が表示される

 ゆみちぃ部長も「お値段以上のクルマですね。いいのではないでしょうか」とニッコリ。一番気に入ったところを尋ねると「ウインカーを出すと、メーターパネルに死角部分が映るのはとてもイイですね」とUIのデキ栄えに笑顔をみせました。

ヒョンデ/IONIQ 5

 運転しながら、日本車を相当研究したんだろうな、というのを感じました。それは乗り心地であったり、インテリアの収納であったり。とてもデキ栄えがよく、エコノミストなどが「韓国から黒船が来た! 日本車大丈夫か?」と言いたくなる気持ちが、すごくわかります。でも日本メーカーにとって、ヒョンデ再上陸は良い刺激になるのかも。切磋琢磨して魅力的なクルマが増えれば、選択肢も増えます。これほどうれしいことはありません。

ヒョンデ/IONIQ 5に乗るゆみちぃ部長

 日本の駐車場での取り回しには、ちょっと苦労するけれど、クルマとしての完成度はとても高く、不満がないことが(書き手として)不満なほど。なるほど、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するだけのことはあるんだな、と感じました。お値段以上のクルマであることに間違いございません!

寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

 1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近は自動車にも興味を抱く。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、当連載で、お気に入りの1台を探す予定。

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