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「マジでやばい」ChatGPTでプログラムが実行できる“コードインタープリター“

2023年07月10日 15時20分更新

 OpenAIは2023年7月7日(現地時間)、ChatGPTの追加機能「Code Interpreter(コードインタープリター)」機能を、有償サブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」ユーザーに向けベータ版として公開した。

 同機能は、3月23日のプラグイン機能公開のタイミングで、一部ユーザーのみに向けてアルファ版として公開していたが、今回すべてのサブスクリプション登録ユーザーが利用可能になった。

ファイルのアップロードも可能

 Code Interpreterを有効にすると、ChatGPT内にサンドボックス化された実行環境で動作するPythonインタープリターおよび一時的なディスク領域を利用できるようになる。

 例えば、ユーザーが自然言語で問題を入力すると、Code Interpreterはそれを理解し適切なコードをインタープリターを使って生成する。また、既存のデータを読み込ませ視覚化や分析をしたり、コードを読み込ませてその内容を解釈したりすることもできる。

 なお、アップロード可能なデータ容量は500MBまで、1セッションで使用可能なストレージ容量は3GBまでに制限されている。ただしデータはセッションを越えて保存はできない。

Chat GPT

 上記の例では、簡単な二元一次方程式を解くプログラムをPythonで生成、実行して回答を表示している。

 Code Interpreterを使えば他にも下記のようなタスクを実行可能だとしている。

 ・コードの生成と実行

 ・定量的、定性的な数学問題の実行

 ・アップロードしたデータの分析

 ・アップロードしたデータの視覚化

 ・フォーマット間のファイル変換

 ・学習ツールとしての利用

「Code Interpreter」の使い方

利用するにはまず左側のサイドバー最下部にあるアカウント名の右側の「…」をクリック。設定「Settings」を開く。

Chat GPT

 設定ウィンドウが開くので左側の「Beta features」から「Code Interpreter」にチェックを入れる。

Chat GPT

 作業画面に戻り、画面上部のモデル選択で「GPT-4」「Code Interpreter」を選べばOKだ。

 なお、「Code Interpreter」選択時のみ入力ウィンドウの左側に「+」が表示され、クリックすることでファイルのアップロードが可能だ。

自然言語とプログラミング言語の橋渡しとなる機能

 自然言語でやりたいことを入力するだけで、ある程度のプログラミングが可能になるため、非プログラマーも利用できるノーコード開発ツールとして利用できるだけではなく、プログラマーにとってもコーディング補助やデバッグに利用できる。また、生成するコードには詳細なコメントが含まれているので学習中のプログラマーにとってはよい教師にもなるだろう。さらに、データ分析や作図機能はデータサイエンティストにとっても有用なものだ。

 人間が使う自然言語とコンピューターが使うコード(プログラミング言語)の橋渡しをすることで、ビギナーからベテランまで、幅広いユーザーが活用できるポテンシャルを持った機能だ。

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