Twitterとは似ているようで微妙に違う
それではさっそく使ってみよう。ホーム画面のレイアウトはiOSもAndoroidもほぼ同様、アイコンの配置もTwtterに似ているのでほとんど戸惑うことはないだろう。
なお現在(7月6日15時時点)のところPCでは利用できないようだ。
検索画面では、現在のところアカウント名しかヒットしない。キーワード検索はまだ未実装のようだ。
アクティビティはTwitterの「通知」にあたる画面。返信、メンション、フォローの通知などがまとめて表示されるが、画面上部で絞り込みができる。
プロフィール画面。「プロフィールを編集」でプロフィールの編集、「プロフィールをシェア」でThreadsのプロフィールをInstagramやFacebookにシェアできる。Twitterへのシェアボタンはなかったが「コピー」をタップすることでTwitterにもリンクをシェアできる。
プロフィール画面の右上、アイコン写真の上にある「=」のようなアイコンをタップすると設定画面が開く。
設定画面には、「友だちをフォロー・招待する」「プライバシー設定」「アカウント」「ヘルプ」「基本データ」の各項目が用意されており、タップすることでそれぞれの項目が表示される。
「お知らせ」では、通知のオンオフを細かく指定できる。
「フォロー中とフォロワー」では「新規フォロワー」「フォローリクエストの承認」「アカウントのおすすめ」などそれぞれの場合の通知のオンオフを。「スレッドと返信」では「いいね!」や「返信」の通知を誰から受け取った場合に通知するかを細かく設定できる。
「プライバシー設定」では、メンションを許可する人やミュートする人、非表示ワードなどを細かく設定できる。
注目はフェディバース
最後に数時間使ってみた段階でわかったことをまとめておこう。
投稿できる文字数は最大500文字、Twitterの280文字よりもかなり多い。写真とビデオは最大で合計10枚添付できるようだ。ビデオの長さも最大5分とTwitterよりも長くなっている。ハッシュタグが使えない、キーワード検索ができない、ブックマーク機能がないといった差異はあるが、このあたりは随時追加されていくと思われる。
基本的にはとてもよくできたTwitterクローンと言ってもいいだろう。ほぼ新しい操作を覚える必要がない上に動作も快適で、Twitterの避難場所としては本命と言ってもいいだろう。
特に、プライバシーや安全性に関しては力を入れており、16歳未満(一部の国では18歳未満)のユーザーは参加するとデフォルトで非公開プロフィールになるなど、Instagramのコミュニティガイドラインに準じた厳しいものになっている。
また、「フェディバース(Fediverse)」対応を予定しているのも注目だ。フェディバースとは、複数のSNSサービスを提供する独立したサーバーが、任意のプロトコルを通して繋がり合う概念を表した言葉だ。
具体的には「World Wide Web Consortium(W3C)」によって確立された「ActivityPub」というプロトコルを採用し、ThreadからMastodonなど他のSNSと相互接続できるようになるという。
それ以外にも、フィードに表示するおすすめコンテンツの改善や、トピックやトレンドをリアルタイムでフォローできるような検索機能なども追加される予定だ。
Twitterを巡る一連の騒動を機に急ピッチで開発が進められたと思われるが、予想以上によくできているうえに接続状態もよく、「この機会にTwitterのユーザーを根こそぎ奪う」という強い意志を感じた。
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