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コナミのSCC音源を使ったMSX用フラッシュカーリッジキットにSRAM版登場!

2023年06月24日 10時00分更新

 コナミのSCC音源チップを使って組み立てるMSX用フラッシュカートリッジの自作キット「MSX MEGA-SCC RAM 8Mbit version」が家電のケンちゃんに入荷。技術系サークルのIllegal function callによる同人ハードウェアで、価格は8980円。

SCC音源チップ「2212P003」を使用してMSX用のフラッシュカートリッジを作るためのキット。基板には音源チップを除く部品が実装済みだ

 コナミのSCC音源チップを使用してMSX用フラッシュカートリッジの「MEGA-SCC(似非SCC)」を組み立てるキットの新バリエーション。より高速なSRAMバージョンの製品で、基板には電池ボックスやマグネットセンサー、バンク切り替えスイッチなどが実装された“半完成品”になっている。

 SCC音源チップの「2212P003」のみ、実カートリッジから取り外して実装する必要がある点に注意。なお2212P003の最大容量は4Mbitながら、独自拡張により8Mbitに対応。スイッチ切り替えで4Mbit×2のマルチSCCカードとして使用することもできる。

SCC音源「2212P003」を別途調達し、追加実装することで完成。独自拡張で8Mbitに対応させているという

 DACには「KONAMI 051650」と同等回路をあえて採用することで、音質の違いが出ないよう配慮したという。さらにノイズ対策として大容量コンデンサーを実装、SCCから発生するノイズを低減させている。また、SRAMのバックアップ用に電圧監視ICを搭載、データ消失が起きにくい回路構成になっているとのこと。

 

【取材協力】

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