京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.21「モビリティのエネルギーとプラットフォーム学」
充電プラットフォームが変革する社会の在り方をEV充電サービス企業や自動車評論家らと議論する京都大学セミナー開催(6月20日・参加無料)
京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第21回が6月20日(火)に開催される。
【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」
国内外の自動車メーカーから多様な魅力を持つEV(電気自動車)が次々と登場し、それらの購入に利用できる補助金制度も継続されていることなど、EVは日に日に身近なものとへと存在感を増している。このEV普及の鍵を握る「充電設備サービス」充実について、現在、官民が連携して様々な取り組みが進められている。
政府と各省庁が2021年6月に策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」では、電気自動車等の普及促進のため、公共用の急速充電器3万基を含む充電インフラを15万基設置し、遅くとも2030年までにガソリン車並みの利便性を実現することを目指すと目標を掲げている。これを受けて国土交通省においても2023年5月に「電気自動車等用充電機器の道路上での設置に関するガイドライン」を公表し、EV普及に向けた環境整備に注力している。
これからの充電設備サービスは私たちとモビリティとの関わり方をどのように変えていくのか。本セミナーではEVに精通する有識者を招き、 交通以外のサービスを組み合わせ新たな付加価値を社会にもたらすMaaSの現状や、充電インフラ普及における技術的・制度的な課題なども踏まえながら、新たなモビリティのエネルギーを切り口にこれからの社会やビジネスの展望が議論される予定だ。参加無料で申込はセミナー開催当日の6月20日(火)正午まで受け付けている。
京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.21】イベント詳細
・ イベント名:モビリティのエネルギーとプラットフォーム学 〜100年に一度の変革期を迎えた人・モノが移動するためのエネルギー〜
・開催:2023年6月20日(火)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラム
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから
ENECHANGE株式会社 執行役員
田中喜之 氏
東京工業大学工学部卒業後、建材メーカーなどを経て日産自動車へ入社。自動車開発後、充電インフラに従事。日産ブランド充電器の開発・販売プロジェクト推進、充電サービス会社2社(ジャパンチャージネットワーク、日本充電サービス)の立ち上げ。日本充電サービスで事務局次長。2022年ENECHANGEに執行役員として入社。EV充電インフラプロジェクトの実績を活かし、EV充電サービス事業推進・情報発信を担当。
一般社団法人日本EVクラブ 代表理事/自動車評論家
舘内端 氏
1947年、群馬県に生まれる。日本大学理工学部卒業。東大宇宙航空研究所勤務の後、レーシングカーの設計に携わる。現在は、テクノロジーと文明の両面から車を論じることができる自動車評論家として活躍。EVに30年関わった経験を持つ唯一人の自動車評論家。1994年に市民団体の日本EVクラブを設立。代表としてエコカーの普及を図る。日本カーオブザイヤー評議員(1980年〜2019までの39年間日本カーオブザイヤー選考委員)。
京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授
京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。
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