週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

シスコよく企画にのったな(めちゃ褒めてる)

「手のひらネットワーク機器」のサンプル入手! 企画元にも開発秘話を聞いた

2023年06月14日 13時00分更新

 先週発表された同時にエンジニア界隈で大きな話題となった「カプセルトイ 手のひらネットワーク機器」。1/12サイズでA10、シスコ、古河電工のネットワーク機器を精密に再現しているという。サンプルが届いたので、さっそく見ていきたい。また、企画元であるエーピーコミュニケーションズにも開発秘話を聞いた。

手のひらにネットワーク機器とラック

ネットワーク機器も、ラックも、リアルさがすごい

 「カプセルトイ 手のひらネットワーク機器」は1/12サイズのミニチュアネットワーク機器とそれらを収容するラックから構成されている。ネットワーク機器はA10ネットワークスのADC「Thunder 7655S」、シスコのスイッチ「C9300-48UTX」、セキュリティ&SD-WANアプライアンス「Meraki MX85」、そして古河電工のルーター「FITELnet FX2」の4機種となっている。

 今回、送られてきたサンプルは上記の4機種。1カプセルに1つのネットワーク機器、LANケーブル、電源ケーブル、1/4ラックのほか、カプセルごとに異なる小物(冷却ファンやケーブルホルダー、電源タップ、棚板)などが入っている。4カプセルで1ラックが組み上がるようになっているため、「結局、4つ揃えなきゃね」という感じだ。

 開けると予想以上に小さい。1/12サイズなので、まさに手のひらサイズだ。

エーピーコミュニケーションズからさっそく送られてきたサンプル

最初に開けたのはシスコのC9300。本体のほか、ラック1/4、冷却ファン、LANケーブル、電源ケーブルを同梱

Ciscoロゴがまぶしい!手のひらにCatalyst!

4機種並べてみました。左からシスコのMeraki MX85、C9300、古河電工のFITELnet FX2、A10のThunder 7655S。意外と奥行きが違いますね

印刷が精密ですごい

もちろん背面も妥協なし

 ネットワーク機器は一体成形なのだが、ラックは組み立てる必要がある。4つのカプセルからラック部品を取り出し、台座に柱を取り付けて、組み立てていく。棚板もこのタイミングで組み付けておこう。説明書を参考に10分くらいで、ラック1架が組み上がった。

台座に柱を組み付ける。中の柱はラッキングする際の溝を内側に入れるように注意

天井には付属の冷却ファンをお忘れなく

漆黒のラックが組み上がった。溝の数からすると10台は収容できそう

 いよいよラッキングとケーブリングの作業に移ろう。柱の溝にあわせて機器を押し込み、前面の「耳」でラックにパチンと止めれば固定できる。あとは、付属の電源ケーブルは背面に、LANケーブルは前面のポートに差し込めばよいのだが、先に機器を組み付けて、ケーブリングしようとすると、けっこう大変。ケーブルも小さいし、特に丈の短いMeraki M85などはあとから電源ケーブルを付けるのが大変だ(取り付けて気がついたんだけど)。

 美しいケーブリングされたラックには神が宿ると言われている(わりとホント)。スパゲッティな配線は運用や保守においても、悪いことだらけだ。そこで電源ケーブルやLANケーブルは付属のケーブルホルダーを使って、美しく整えてあげよう。ただし、わりとパーツは細かいので、老眼の方は大変かもしれない。逆にRGクラスのガンプラを日常的に組み立てている人であれば、およそ30分程度でラッキング&ケーブリングまで完了するだろう。

ネットワーク機器とラック

耳があるのでパチンとはめ込めます

ラッキング完了したので、次はケーブリング

実際はアップリンクケーブルの配線なので、Catalystに集線しますよね

ケーブルホルダーで電源ケーブルも美しく整えましょう

 組み上げてみると、予想通り「ラックにもっと機器を詰めたい」「なんならラックを造設したい」という気分にさいなまれる(笑)。そんな気分になっても、安心してください! ラック間配線用の長いLANケーブルも入ってますよ。ラック同士を継ぐ「ほぞ」もこっそり用意されているので、拡張性も充分だ。

 さて、次はこんな楽しい企画を実現してくれたエーピーコミュニケーションズの話も聴いてみよう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります