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【現地取材】iOSやwatchOSの進化は? 秋に登場「新OS」注目ポイントまとめ

2023年06月10日 12時00分更新

iPadOS 17から、触って操作できるインタラクティブなウィジェットになります

iPadのウィジェットがインタラクティブになる

 iPadOSのホーム画面には、アプリの情報を常時表示できる「ウィジェット」ツールがあります。iPadOS 17以降は、ウィジェットからアプリの機能を直接操作できるようになります。

 基調講演のプレゼンテーションを見ると、よく使うスマート家電の電源を「ホーム」アプリのウィジェットから操作したり、リマインダーの管理もウィジェットからできて便利になりそうです。

 外部のデベロッパにも、インタラクティブウィジェットの開発環境はWidgetKitのアップデートが提供されます。ワイヤレスイヤホンなど、ポータブルオーディオのリモコン系アプリ、コンテンツのストリーミングアプリなどのウィジェットが出揃う機会が楽しみです。

 iPadOS 17について、Apple Pencilに直接関連するアップデートが発表されなかったことが、今年のWWDCを取材した筆者には不満が残りました。秋以降、新しいiPadの誕生に伴ってApple Pencilの話題が盛り上がることを期待しています。

watchOSの文字盤選択の自由度を高める「スマートスタック」

 iOS、iPadOSのウィジェットに搭載されている「スマートスタック」がwatchOS 10に登場します。watchOSの場合、スマートスタックは文字盤の上に情報を重ねて表示する機能を果たします。

watchOS 10の「スマートスタック」やアプリのデザイン変更を動画でご覧ください

 文字盤が表示されている状態でデジタルクラウンを回すと、カレンダーやリマインダー、天気予報などユーザーが必要とする情報が入れ替わり表示されます。筆者はApple Watchの文字盤にひと目でたくさんのアプリ情報を表示したいので、「コンプリケーション」の豊富な文字盤を好んで使います。

 でも本当は「写真」やデザイン性の高い文字盤を選びたい気持ちもあります。スマートスタックがあれば、コンプリケーションが少なめの文字盤を選んでも、情報量不足を感じることはなさそうです。

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