玩具メーカーのタカラトミーアーツは6月6日、車のエンジン音で赤ちゃんをあやすぬいぐるみ型玩具「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER」を発表した。
同製品は赤い車型のぬいぐるみで、スイッチを押すと45秒間エンジン音が流れる仕組み。
一見すると車好きの親が子どもに買い与える玩具のように思えるが、2018年に自動車メーカーの本田技研工業(ホンダ)発表した「車のエンジン音が母親の胎内音に近い」という検証結果を基に作られた製品だ。
本製品のエンジン音の音源は、本田技研工業が提供。さらにサウンドヒーリング協会の協力も得て、玩具としての安全基準を守りつつ、提供された音源を再現すべく試行錯誤を繰り返して製品化に至ったという。
なお、前述の検証ではスポーツカー「Honda NSX(2代目)」が最も胎内音に近いという結果が出ているが、本製品で音源として使われた車種は明かされていない。
ぬいぐるみ本体のデザインは、本田技研工業の名車「S600 クーペ」がモチーフ。単4アルカリ乾電池で駆動するため、自宅だけでなく、外出先へ持ち込むことも可能だ。
赤ちゃんをあやす効果には個人差があるため、期待した通りの効果が得られない可能性もある点は注意が必要。
6月7日現在、本田技研工業のホームページ上で同社の複数車種のエンジン音を公開しているので、赤ちゃんに聴かせて反応を見てから購入を検討しても良さそうだ。
発売日は10月28日で、6月30日より予約開始予定。価格は8250円。
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