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GIGABYTEがCOMPUTEXで新冷却機構など最新技術を披露

2023年06月05日 13時00分更新

 GIGABYTEがCOMPUTEX TAIPEI 2023に合わせて台北市内で展示会を実施。今後同社の製品に採用される新技術について説明があった。

GIGABYTE SUITEという名のプライベートブースをCOMPUTEX会場近くに設けたGIGABYTE

鮫肌のような形状の新型ファンブレード
シャークファン

 AORUS GeForce RTX 40シリーズのビデデオカード用に設計されたのが「シャークファン」だ。ブレードにある鮫肌のような細かい突起が、騒音値を3dB低減し静圧を30%改善するという。

シャークファンを搭載するビデオカード「AORUS GeForce RTX 4090 MASTER 24G」

ファンノイズを低減し、空気圧を高めるように設計されている「シャークファン」

ツールレスで組める
EZ-Latch Design

 今後発売するマザーボードでは、なるべくM.2 SSDとビデオカードの着脱が容易になるよう「EZ-Latch Design」を採用するという。これはドライバーなどの工具や微小なネジを使用しなくてもM.2 SSDを着脱できるギミック。また、ビデオカードを取り外す際もボタンを押せばスロットのロックが解除される。

EZ-Latch Designを採用する「Z790 AORUS XTREME X」(左)と「Z790 AORUS MASTER X」(右)。このマザーはPCIe 5.0 x16とPCIe 5.0 x4が同時に利用できるのも特徴だ

ラッチを回すとロックが解除されてM.2ヒートシンクを外せる。取り付ける時は押し込むだけでロックが掛かる。SSDもネジではなくEZ-Latchで固定できる

巨大なビデオカードを取り付けると、外すときにスロットのロックが外せずに苦労するが、EZ-Latch Designなら、スロット近くにあるボタンを押せばロックが外れビデオカードを外しやすくなる

ケーブルを見せない
Cable Stealth Design

 マザーボードにあるコネクターを基板背面に配置して、ケーブルを隠せるように設計したのが「Stealth 500 DIY Kit」だ。マザーボード「Z690 AORUS ELITE Stealth」とビデオカード「RTX 3070 GAMING OC Stealth」、PCケース「AORUS C500 GLASS」の3つで構成されている。

ケーブルが見えないPC「Stealth 500 DIY Kit」

PCケースのマザーボードトレイに裏配線用の穴が開いているStealth仕様の「AORUS C500 GLASS」

各種コネクターを基板裏面に配置したマザーボード「Z690 AORUS ELITE Stealth」

ビデオカードの補助電源コネクターを底面に移動した「RTX 3070 GAMING OC Stealth」

 ケーブルが見えなくなるので見た目がすっきりするほか、空気抵抗が減るので冷却効率が向上する。ただし、このマザーボードとビデオカードを使うためには専用のPCケースが必要になる。導入の敷居がやや高いためまずはBTO PCや完成品PCでの展開が現実的。自作ユーザーに向けて各パーツをバラ売りするかどうかが今後の検討課題となる。

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