ケーブルの取り回しがちょっと大変だけど
使い方はとてもカンタン!
それでは実際に使ってみましょうと家電を用意したところ「バルミューダの電子レンジ! これ持ってますよ!」と変なところでオシャレ家電部長は反応。とりあえずつかみはOKのようです。
まずは付属の細いケーブルを、Power Mover Liteの12V入力ソケットと車両のアクセサリーソケットと接続します。これでPower Mover Liteに電気が入ります。
続いて車両の急速充電ポート(CHAdeMO)とPower Mover Liteの太いケーブルをつなげます。結構コネクターが重く、さらにケーブルそのものが硬いので、マイクより重たいモノを持ったことがないアイドル部長は、少し難儀。あとはPower Mover Liteの開始ボタンを押せば、家電に電力が供給されます。ちなみに、CHAdeMO端子をつなげたら細いケーブルは取り外しても問題ありません。
オーブントースターで
アツアツのクロワッサンが焼けた!
今回はオシャレ部長らしく、オーブントースターを使ってクロワッサンを焼いてみることにしました。しばらくすると「おぉ! 中が赤くなっていますよ」と興味津々。屋外でオーブントースターを動かすことはなかなかありませんからね。
しばらくすると、オーブントースターから煙がモクモク。「ヤバい! 焼すぎた!」と大騒ぎしながらトースターを開けると、ちょっと黒くなってしまいましたが、アツアツのクロワッサンができました。さっそく試食すると「メッチャおいしい! 屋外でアツアツのクロワッサンって、なんか不思議な気分です」と、オシャレ部長はおいしくいただいたのでした。
【まとめ】一般家庭3日分の電力を賄えるSAKURA
電気自動車は移動手段以外の使い方もある!
ちなみにSAKURAの場合、一般家庭なら3日分の電気を賄うことができるのだとか。これなら停電しても、エアコンをつけてクロワッサンを食べることができます。「どうです部長!」と、なぜかドヤる部員K。「確かにイイですけれど……、停電した時にこの箱を出して、エアコンまで延長ケーブルを伸ばすんですか? それに天井の照明とかどうやって点けるんですか?」と、現実的な部長。確かにおっしゃる通り。
ですが、ニチコンからはより大型の据え置き型モデルが用意されています。これを使い電気工事をすれば、クルマから取り出した電気ですんなり家電に使うことができます。このシステムのことを「ビーグル・トゥ・ホーム」、略して「V2H」といいます。さらにニチコンの機械は急速充電にも対応。普通の200V充電と比べ、約半分の充電もできるようになります。
「それなら納得です! でもお高いんでしょ?」。はい、90万円くらいします。ですが東京都の場合、補助金が出ますので45万円くらいで導入できます(工事費別途)。「45万円で急速充電器を買ったら、いざという時に家の電気が賄えるというわけですね。電気自動車って、こういう使い方もできるんですね」と、クロワッサンを食しながら納得した、ゆみちぃ部長なのでした。
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