シャープは6月1日、4K液晶テレビ「AQUOS」3ライン(FN1/FN2/FL1ライン)計9機種を発表した。
FN1ラインは75型/65型/55型を用意。使用光源に直下型LEDの分割駆動「アクティブLED駆動」を採用し、コントラスト性能を高めたハイエンドモデルとなっている。
55型/50型/43型で展開するFN2ラインは、エッジ型LED(43型は直下型)を採用。またFN1、FN2ラインは照明などの映り込みを抑えながら、つややかな黒を表現する「N-Blackパネル」を装備する。
FL1ラインは、65V型/50型/42型で展開。直下型LEDを採用(アクティブLED駆動には対応せず)したモデルとなる。
価格はいずれもオープンプライス。発売日は6月10日(FL1ラインの4T-C50FL1のみ9月16日発売)。
全機種にAIプロセッサーを採用した新画像処理エンジン「Medalist S4」を搭載。映像モード「AIオート」は、AIで100万以上の映像を学習し、人の顔や空などを高精度で検知。番組のジャンルに合わせて、色彩・明暗・精細感を自動で調整できる。
またAI検知の結果は、音質の自動調整にも活用する。たとえばニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすく、スポーツでは臨場感を高めることが可能。部屋の明るさに応じて映像の輝きや質感を最適化する「環境センシング」機能と合わせることで、コンテンツの種類だけでなく周囲の明るさに適した画質・音質設定を選ぶ。
加えてハイエンドの「FN1ライン」には「アクティブLED駆動」を採用。「AQUOS XLED」の開発で培ったバックライト制御技術を応用したものだ。直下型LEDバックライトの光量をエリアごとに細かく制御し、コントラスト性能を高めている。
さらにFN1/FN2ラインは豊かで臨場感ある音を届ける高音質設計「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用し、立体音響の音声フォーマット「Dolby Atmos」にも対応する。
全機種がGoogle TVを採用し、ウェブ会議用アプリ「Google Meet」も利用できる。
ヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」も新たに搭載した。スマートウォッチや体重計、血圧計などの対応機器と連携し、各機器が測定した日々の変化を、テレビにグラフでわかりやすく表示できるとしている。
そのほか、FN1(75V型を除く)/FN2には回転式ロックとケーブルマネジメント機能搭載の「回転式スタンド」を搭載。回転ロックができる機構により、ディスプレー部の意図しない回転を抑制することもできる。また、簡単にケーブル類をまとめることができるケーブルマネジメント機構を採用しており、正面からケーブルが見えないように設置することが可能。
3ライン計9機をラインアップ
FN1ライン
・4T-C75FN1(75型) 実売価格38万5000円前後
製品サイズ 横165.0×縦92.8×対角189.3cm
・4T-C65FN1(65型) 実売価格28万6000円前後
製品サイズ 横142.8×縦80.4×対角163.9cm
・4T-C55FN1(55型) 実売価格25万3000円前後
製品サイズ 横121.0×縦68.0×対角138.8cm
FN2ライン
・4T-C55FN2(55型) 実売価格20万9000円前後
製品サイズ 横121.0×縦68.0×対角138.8cm
・4T-C50FN2(50型) 実売価格18万7000円前後
製品サイズ 横109.6×縦61.6×対角125.7cm
・4T-C43FN2(43型) 実売価格17万6000円前後
製品サイズ 横94.1×縦52.9×対角108.0cm
FL1ライン
・4T-C65FL1(65型) 実売価格19万8000円前後
製品サイズ 横142.8×縦80.4×対角163.9cm
・4T-C50FL1(50型) 実売価格13万8000円前後
製品サイズ 横109.6×縦61.6×対角125.7cm
・4T-C42FL1(42型) 実売価格12万1000円前後
製品サイズ 横92.4×縦50.7×対角105.4cm
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