週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サイクリングロードを合法的に走るために私はフロイト的トラウマと少しだけ戦った

2023年05月14日 11時00分更新

サイクリングロードは普通自転車仕様

 逆にもし歩道を走る必要がないなら、法規上はただの軽車両ですからハンドルの幅は関係ありません。うちのあたりは田舎なもので、側道の幅に余裕があって交通量も少ない。おかげで自転車通行可の標識もペイントも見たことがありませんし、うっかり歩道を走っていると「車道に降りてくださーい!」とパトカーから注意を受けます。

 ならばいっそということで、冬の間はもっと長いハンドルバーに付け替えておりました。幅730mmの日東「B801AA」というライザーバー。見た目もかっこいいし、アップライトな姿勢で握れて、角度のつき方も絶妙。氷雪路のようなオフロードでも安定感があってコントロールしやすく、とても気に入っています。

 ただこのハンドルではサイクリングロードを走れません。歩道と同様、幅60cm以下の普通自転車でないとダメだからです。これはサイクリングロードの設計基準を考えると宜(むべ)なるかなというところ。

 我々がサイクリングロードと呼んでいるもののうち、法令上の「自転車道」は、1車線が1m、幅員は2m以上とされています。ただし止むを得ない場合は1車線0.75m、幅員1.5mでもいいことになっている。これは普通自転車がギリギリすれ違える道幅です。歩行者の存在を考えても、あまり長いハンドルバーは危険だし、迷惑です。

 そこでサイクリングロードに対応する60cm以下のハンドルバーを用意することにしました。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事