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15.6型ながら持ち運びも想定されたノートPCが実際実用的か、普段使いして試してみた結果は?

2023年05月24日 11時00分更新

文● 松野翔太 編集●ジサトラハッチ
提供: マウスコンピューター

1日の持ち運びでも快適

実際に取材用PCとして1日持ち運んでみた。13型クラスのPCと比べれば大型ではあるが、厚みはそれほどないため鞄にもすんなり入る。重量も2キロを切っていれば負担はそこまで大きくない

 実際に「mouse B5-I7I01SR-A」を屋外に持ち出し、取材用PCとして活用してみた。一昔前の15型ノートPCというと「重くて分厚い」イメージを持っている人も多いと思うが、本製品は重量が2kg以下、薄さも20mmを切るなど、意外にも鞄への収まりはいい。ある程度の幅が確保できているビジネスバッグやリュックサックなどであれば、すんなり入ってしまうだろう。軽さに関しても十分で、一日持ち運んでもストレスは感じなかった。

取材の合間、カフェに持ち込んで仕事をしてみた。画面が大きく作業しやすいのはもちろん、画面の輝度が十分あり、逆光でも見えにくいといったことはなかった

「CPU-Z」から読み込んだ「Core™ i7-1195G7」のCPU情報。4コア/8スレッドCPUだがキビキビ動く

「CINEBENCH R23」のスコアーはマルチテストが4757pts、シングルが1461pts

 当日はイベント取材の合間にカフェで写真を現像、原稿を執筆するというスタイルで仕事をしたが、ディスプレーの大きさが十分で、なおかつCPUに「Core™ i7-1195G7」を採用することもあり、作業は非常に快適だった。

「PCMark 10」では、ウェブブラウジングやビジネス向けアプリはもちろん、画像編集テストのスコアーもそれなりに高い。実際、作業は快適だった

 まずは「Lightroom classic」で200枚前後の写真をRAW現像したところ、10分以内には書き出し作業が完了。その間、資料を整理したり、他の調べものをしていても、動作に不安なところはなかった。その後はテキストエディタで原稿執筆に入ったが、CPUの処理能力が高いため、レスポンスは非常に快適。すべての操作は製品のキーボードとタッチパッドで行ったが、こちらも特にストレスは感じなかった。ただし、別途ワイヤレスマウスを持ち運んだほうが作業は楽になるだろう。

 ディスプレーに関しても、輝度が十分ということもあり、やや薄暗いカフェでの作業でも困ることはなかった。写真現像の際に画像を確認しやすかったのは当然として、取材したイベントは動画配信も実施していたため合間に動画も確認したのだが、こういう用途では大きな15型サイズのディスプレーは特にありがたいと感じた。また、フリーWi-Fiやテザリングが活用できない場所であっても、オプションのLTEを追加すればネットワークの接続手段が確保できる、というのも魅力的な点と言える。

帰宅後も1時間ほど「mouse B5-I7I01SR-A」で原稿を執筆したが、バッテリーが切れることはなかった。少なくとも5~6時間程度であれば、ハードに作業してもバッテリーはもちそうだ

 取材を終え帰宅すると、外出時間は合計8時間を超えていたのだが、本体バッテリーはまだ50%以上残っていた。公称のバッテリー駆動時間は約9時間で、実際にPCを操作していた時間はおおむね4時間ほど。外出中にまったく充電をしなかったことを考えれば、よくもっている方だと言っていいだろう。実際にビジネスなどで1日活用する場合、充電器を持ち運ばなかったとしてもなんとかなるはずだ。余談だが、本体のType-Cポートは給電に対応しているため、ここからモバイルバッテリーなどでバッテリーを充電できなくはない。総じて、持ち運び用のビジネスPCとしてはバランスが良く、実用的であるという印象を持った。

15型でも持ち運び◎

 「mouse B5-I7I01SR-A」は、ノートPCとして標準以上の性能を備えつつ、大画面で持ち運びにも配慮したスタンダードノートPCだ。とりわけ、スマホではできないようなマルチタスクの作業をしたい、15型ぐらいの画面サイズは欲しい、といった用途に対しては適正が高い。

 数年前のノートPCからスペックが向上しているのはもちろん、可搬性も高まっているため、買い替えを考えているユーザーも検討の余地はあるだろう。ここ数年で「15型ノートPCは持ち運びには向かない」というのも過去の話になってきた感はある。性能も持ち運びも、大画面も妥協したくないユーザーにとって、「mouse B5-I7I01SR-A」は一考に値する選択肢ではないだろうか。

(提供:マウスコンピューター)

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