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クリエイティブ作業にも適したビジネス向けモデル

USB PD 65W給電でメインにもセカンドにも最適な27インチ4KディスプレーMSI「Modern MD271UL」レビュー

2023年05月12日 20時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 27インチで4K解像度というのは、Windowsのスケール設定で100%表示にするとちょっと文字が細かすぎるが、高精細感があるので、画像や映像を表示するには非常によい。作業領域も広いので、ウィンドウを2枚並べての作業も余裕で、テレワークでセカンドディスプレーとして利用するというより、これをメインとしてノートPCの画面は使わなくても十分作業効率のアップが図れる。

ノートPCを閉じたまま、USB Type-C接続して本製品のみで利用するというのもあり。スタンド部分にぴったり置ける。その場合、Bluetooth接続のワイヤレスキーボードとマウスを使えば、ケーブル1本を接続するだけ。ちなみに、閉じたまま電源をスリープしないようにするには、検索から「コントロールパネル」を見つけ、「システムとセキュリティ」にある「電源オプション」の「カバーを閉めたときの動作」で設定できる

こんなふうに、画面を上下の位置関係にして利用すると、視線が上下移動だけになるので横に並べるより首が疲れないはず

 クリエイティブな作業にも適しており、アドビの「Lightroom Classic CC」での現像作業も、メニューの文字は細かくなるものの、作業しやすい。広色域と4K解像度のおかげだ。

Lightroomのメニュー文字は小さいが、作業領域が広いので作業しやすい

 目の疲れを確認するOSDのツールは、おもしろい試み。頻繁に使うかはわからないが、本製品を設置する際に、姿勢の確認を使ってチルトを調整できるので、最適な作業環境を構築できる。

背筋を伸ばして画面を見たときに、目線が画面上部になるよう調整する

オフィスワーク/テレワークの作業用ディスプレーとしてオススメ

 ウルトラワイドのような横長ではないので、自宅のデスクにも設置しやすく、4K解像度によって広い作業領域が確保できるため、作業効率はかなりアップするはず。ノートPCとはUSB Type-Cケーブルで接続すれば、ケーブルを複数這わす必要もなくデスク上をスッキリ利用できるのもポイント。

 実売価格は4万2800円と27インチとしては若干お高めだが、広色域の4K IPS液晶パネル採用であることを考えれば、むしろ安いかもしれない。ビジネスワークだけでなくクリエイティブな作業にも活用してもらいたい製品だ。

Modern MD271UL主要スペック
画面サイズ 27インチ
解像度 4K(3840×2160ドット)
リフレッシュレート 60Hz
応答速度 4ms(GTG)
パネル駆動方式 IPS
パネル表面曲率 ――
表面 ノングレア
色域 sRGBカバー率:99%
AdobeRGBカバー率:95%
DCI-P3カバー率:99%
最大表示色 約10億7300万色
視野角 178°(H)/178°(V)
輝度 300nit
コントラスト比 1000:1
インターフェース HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)×1、ヘッドホン×1
サイズ 613.49(W)×198.3(D)×473.1(H)mm
重さ 約5.75kg
実売価格 4万2800円前後
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