GIGABYTEが展開するゲーミングノートPCブランド「GIGABYTE Gaming」は、エントリー~ミドルクラスのGPUを搭載し、ゲーミングからビジネスまで幅広く活用できる性能を備えたオールラウンダーなノートPCがラインナップされているシリーズだ。
このGIGABYTE Gamingシリーズに、NVIDIAの最新世代GPU「GeForce RTX 40シリーズ」を搭載したモデル「GIGABYTE G5(2023)」が登場した。第12世代Core i5プロセッサーとRTX 40シリーズを搭載する、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっている。
今回はこのGIGABYTE G5(2023)から、CPUにインテルの「Core i5-12500H」、GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 4050 Laptop」を搭載する「GIGABYTE G5 MF-E2JP333SH」をお借りする機会を得られた。
位置付けとしてはエントリー向けゲーミングノートPCになるが、最新のRTX 40シリーズを搭載したことでエントリー向けでもどのくらいのパフォーマンスを持つようになるのかとても興味深いところだ。早速、詳しく見ていくことにしよう。
GIGABYTE G5 MF-E2JP333SH 試用機の主なスペック | ||||||
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モデル名 | G5 MF-E2JP333SH | |||||
OS | Microsoft Windows 11 Home | |||||
プロセッサー | Intel Core i5-12500H (12コア/16スレッド、TB時最大4.5GHz) |
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グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop ビデオメモリー GDDR6 6GB |
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メモリー | 8GB(8GB DDR4-3200 S.O.DIMM×1) | |||||
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD | |||||
ディスプレー | 15.6型フルHD非光沢液晶 1920×1080ドット、リフレッシュレート144Hz |
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キーボード | テンキー付きRGBバックライト日本語キーボード | |||||
ポインティングデバイス | マルチタッチ対応タッチパッド | |||||
インターフェース | USB 3.2 Gen2 Type-C×2 USB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB2.0 Type-A×1 LANポート、Micro SD対応カードリーダー HDMI×1、mini DP×1、ヘッドセット端子、マイク入力 |
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通信規格 | 1000BASE-T、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 | |||||
Webカメラ | 100万画素 | |||||
スピーカー/マイク | 2×2Wステレオスピーカー | |||||
サイズ | 約360(W)×238(D)×22.7(H)mm | |||||
本体重量 | 約1.9kg(本体のみ) |
見た目はシンプルでオーソドックスな15.6型ノートだが
中身はしっかりゲーミング
まずはG5 MF-E2JP333SHの外観やインターフェースなどからチェックしていこう。本機はいわゆるスタンダードノートと呼ばれる15.6型ノートPCでカラーリングはブラック。カタチそのものはごくごく一般的でシンプルな造りとなっている。
GIGABYTE Gamingシリーズはビジネス用途も想定したオールラウンダーモデルのため落ち着いたデザインに振っているのかもしれない。ただ天板の隅にはメカニカルな意匠がうっすらと切削加工で施されており、シンプルな中にも遊び心が垣間見えるデザインと言えるだろう。
天板を閉じた状態での筐体サイズは360(W)×238(D)×22.7(H)mm、重量は1.9kg(本体のみ)となっている。ゲーミングノートPCというとゴツいイメージを持つかもしれないが、G5 MF-E2JP333SHはサイズも重量も、スマートなイマドキの15.6型ノートパソコンといった感じだ。
基本的に据え置きでの運用がメインではあるが可搬性は悪くなく、付属するACアダプターも実測で約135(W)×68(D)×24(H)mmと比較的小型なので、家中のさまざまな場所に持ち運んだり、外へ持ち出したりして使用することも比較的ラクなはずだ。
G5 MF-E2JP333SHはこの筐体の中にCPUとGPUを冷やす強力な冷却機構を搭載しており、筐体底面を見ると広く設けられた吸気スリットから2基のファンと4本のしっかりとしたヒートパイプが確認できる。
筐体側面には4つの大きな排気口も設けられている。こういった部分でG5 MF-E2JP333SHがゲーミングノートPCであるということをあらためて確認できる。
天板を開けると、G5 MF-E2JP333SHの特徴のひとつでもあるリフレッシュレート144Hz対応の15.6型フルHD(1920×1080ドット)液晶ディスプレーが表れる。
高リフレッシュレート対応液晶ディスプレーは高速移動するキャラクターを滑らかに表示して視認性を向上させる効果があり、特に競技性の高いFPS/TPSタイトルで必須に近い機器と言われている。それもあってか昨今のゲーミングノートPCでは欠かせない機能のひとつとなっている。
エントリークラスGPU搭載のG5 MF-E2JP333SHであっても、しっかりと高リフレッシュレート対応液晶ディスプレーを搭載しているのはうれしい点だ。
液晶パネルの表面処理は反射を抑えたノングレア方式が採用されており、液晶駆動方式は公開されていないものの、斜め方向から覗き込んでも色や明るさには大きな変化は見られず、広い視野角が確保されている。3辺狭額縁設計なので15.6型のサイズ感以上に迫力のある映像を楽しめる。
液晶ディスプレー上辺には100万画素のウェブカメラが備わっており、ウェブ会議などもG5 MF-E2JP333SHを用いて問題なくこなすことができるはずだ。
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