東芝インフラシステムズは4月11日、DXの取り組みの一環として、様々なサービス提供事業者のスマホアプリで鉄道に乗車することで、「サービス利用+移動」の促進を検証する実証実験を4月25日から東京メトロ丸ノ内線(以下、丸ノ内線)にて行なうことを発表した。
本実証実験では、同社が開発したプラットフォームを利用し、サービス提供事業者が手掛けるスマホアプリで改札機を通過可能とする新たな仕組みを提供。本プラットフォームにより、サービスと乗車券をセットで提供することで、現状、移動頻度が少ない人にもサービス利用+移動を促すことが可能となるかを検証する。また今後、本実験で得られるサービスと移動を組み合わせたデータの分析により、より効果的なサービス+移動を利用者に提供することで新たなサービス需要、移動需要の創出を目指すとしている。
乗車券のデジタル化技術は、乗車券の固有IDをキーとして、全ての情報をクラウド等のセンターサーバーにて記録・参照するシステムであるABTと呼ばれる技術を使用。本実証実験ではデジタル化した乗車券はQRコードを使用したQR乗車券になる。
本実証実験では、利用者は各サービス提供事業者のスマホアプリにてQR乗車券を購入又は取得し、丸ノ内線を利用時、QR乗車券対応の改札機付近に設置されたQR乗車券読み取り用タブレットに、QR乗車券をかざして改札を通る(タブレットが設置されていない駅では、駅係員が携帯端末でQR乗車券を読み取って改札を通る)。
実証実験:様々なサービス提供事業者のスマートフォンアプリで鉄道に乗車することで、「サービス利用+移動」の促進を検証する実証実験
実施期間:4月25日~6月25日(実施期間は変更となる場合がある)
実施対象駅:東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線全駅
※QR乗車券読み取り用タブレット設置駅
新宿駅、四谷三丁目駅、淡路町駅、御茶ノ水駅、池袋駅(中央通路東改札のみ)
使用するQR乗車券「丸ノ内線デジタル1日乗車券」
有効区間:東京メトロ丸ノ内線全線(丸ノ内線以外は乗車できない)
有効期間:4月25日~6月25日のうち、指定した日の始発から終車まで
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