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ソフトバンク、法人向け5Gマネージドサービス「プライベート5G」を提供開始

2023年03月29日 18時45分更新

 ソフトバンクは3月29日より、法人向けの5Gマネージドサービス「プライベート5G」を提供開始した。

 プライベート5Gは、企業や自治体などのさまざまなニーズに合わせて、個別にカスタマイズした5Gネットワークを提供するサービスとなる。

 具体的には、パブリック5Gの設備や電波を利用する「共有型」のサービスを提供。「プライベート5G(共有型)」は、5G SAの特徴であるネットワークスライシング(ネットワークを仮想化してリソースを分割し、用途や目的に適合したサービスを提供する技術)を活用し、ユーザーの用途に応じて最適なネットワークのリソースを割り振るとともに、同社が提供する閉域接続サービスと連携することで、高品質かつ安全な通信を実現するという。

 これにより、ユーザー側でネットワークの構築・運用の手間や時間をかけずに、製造業における工場全体の無線化・遠隔操縦・危険察知ソリューションなどに求められるアクセス集中時の影響を抑えた通信などが可能となる。

 同社は、プライベート5G(共有型)の提供を通じ、工場やプラント、ビルなどの設備を制御するOT(Operational Technology:運用技術)領域を高度化するとともに、これまで分断されていたITとOTのシステムを連携させ、1つのネットワークに集約させることで、産業全体のDXを推進していくとしている。

 なお、ユーザーの敷地内に専用の基地局や設備を設置して、高度なプライベートネットワーク環境を提供する「プライベート5G(専有型)」は、2023年度中に提供開始予定。

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