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京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.20「地理空間情報とプラットフォーム学」

地理空間情報の社会実装へ向けて国交省 Project PLATEAU・業界トップ企業パスコの事業統括担当者らが議論する京都大学セミナー開催(3月29日・参加無料)

2023年03月24日 10時00分更新

 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第20回が3月29日(水)に開催される。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 阪神大震災において被災状況などの把握に活用されたことを契機に、社会活動における基礎的な情報基盤としての重要性から、活用推進のための取り組みが継続されてきた地理空間情報。2022年3月に閣議決定された第4期の地理空間情報活用推進基本計画においては「誰もがいつでもどこでも自分らしい生き方を享受できる社会の実現」が目指すべき姿として掲げられており、新たなサービスやビジネスが創出できるよう、今まで以上に地理空間情報の活用範囲を広げていく段階にあると言える。

 この情報の価値を真の意味で社会課題の解決へ結び付けるために重要な点として、あらゆる分野・目的においてシームレスに異なる情報と掛け合わせて活用できるかどうかが挙げられる。地理空間に関する静的・動的それぞれのデータに、そのサービスやビジネスが必要とする精密さや更新頻度でアクセスできることで、今まででは見えてこなかったような地理空間情報を用いた新たな価値創出を期待することができるようになる。ではこの点について現状の社会実装はどの程度進んでいるのだろうか。

 今回のセミナーでは、プラットフォームとしての地理空間情報において、その価値をより幅広く、そして等しく社会へと還元する未来へ向けて、現状の技術課題がどこにあるのか、それらを解消していく上で必要となる取り組みや連携はどういったものかについて、官民から業界のキーマンを招いてお話を伺いつつ議論を展開する予定。参加無料で申込はセミナー開催当日の3月29日(水)正午まで受け付けている。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.20】イベント詳細

・イベント名:地理空間情報とプラットフォーム学 〜位置や移動に関するデータはビジネスや暮らしをいかに変革するか〜
・開催:2023年3月29日(水)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

株式会社パスコ 事業統括本部 G空間DX推進部 副部長
岩崎秀司 氏

1998年株式会社パスコに入社。入社後、道路計画・設計、都市計画分野の建設コンサルタント業務に従事。2004年から2年間YRPユビキタス・ネットワーキング研究所への出向を経験し、その後ICTと地理空間情報を活用した障害者等の移動支援システムやインフラ施設管理の高度化等に関するプロジェクトに従事。現在は、3D都市モデルの整備や利活用等、3次元地理空間情報に関する事業推進を担当。(一社)社会基盤情報流通推進協議会 理事、3次元空間情報基盤アーキテクチャ検討会 委員としても活動中。

国土交通省 都市局 都市政策課 課長補佐
内山裕弥 氏

1989年東京都生まれ。首都大学東京、東京大学公共政策大学院で法哲学を学び、2013年に国土交通省へ入省。水管理・国土保全局、航空局、大臣秘書官補等を経て現職。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

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