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間もなく発売! HondaのミドルSUV「ZR-V」は走りも車内もちょうど良い

2023年03月18日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

SUVらしく車内と荷室は文句ナシの広さ

 SUVが人気の理由のひとつとして「広い荷室、広い室内空間」が挙げられます。ということで、まずは荷室をチェックしましょう。近年のHonda車は使い勝手の良さが魅力であり、Honda車に触れる度に「なんで他社はコレができないんだ?」と思うことが多いのですが、今回もまた「これ、よくできているなぁ」と感心するデキ栄えです。

リアゲートを開けた様子

荷室の様子

右側にはサブウーファーと12Vアクセサリーソケットを用意する

底板を開けるとプライバシーシェードを収納するスペースが現れる

三角板などを入れておくスペースがある

 大容量なのは言うまでもないのですが、荷室フロアと開口部の段差が少なく、開口部の高さがちょうど良いので、荷物の出し入れがすごくラク。さらに左右対称設計なので、荷物の整理整頓もラクラクです。もちろんテールゲートはパワーゲートで、ハンズフリーアクセス対応です。

 運転席側側面にはポータブル電源などを充電するのに便利な12Vアクセサリーソケットが用意さていました。ラゲッジスペースに12Vアクセサリーソケット(タバコに火を付ける器具がない電源ソケット)やAC100Vなどがあると、本当に便利なので対応車種が増えてほしいと思う次第です。

後席を倒した様子

座面も前方へ動かすことで、フルフラット化に成功

 さらにリアシートの背もたれを倒せば“完全”フルフラットになるのも驚き。大抵は段差ができたり、運転席側が少し上がったりするものです。それは後席座面と背もたれ形状から仕方のないところ。クッションを薄くすれば実現するでしょうけれど、それをしたら座り心地が悪くなります。そこでHondaは単に背もたれを倒すだけでなく、後席を動かすことで解決したのです。

前輪とシートポストを取り外せば自転車が積載できる

段差が少ないので重たいゴルフバッグの積載もラクラク

ゴルフバッグを積載した様子。最大3個搭載できるとのこと

エアークッションを置くと就寝スペースが作れる

助手席を前に出してコンテナを置くのがコツ

 フルフラットになりますから、自転車を積むこともできますし、助手席を動かし、かつそこにコンテナを置いてエアークッションを置けば、2メートル近い就寝スペースが生まれるのです! 「いつもクルマで車中泊しているから良いじゃないですか」と唯さん。ASCII.jpの記事を毎回ちゃんとチェックして実にエライのであります。

後席に座った様子

Zグレードの室内(写真はマルーン)

Zグレードの室内(写真はマルーン)

 まずは後席をチェック。インテリアは、Xグレードがプライムスムース×ファブリック、Zグレードが本革。どちらもブラックのほかマルーンという濃いブラウンの2色が用意されています。落ち着いた雰囲気ですし、汚れが目立たないので良い選択だと思います。写真はマルーンで「オレンジ色のステッチが素敵ですね」と唯さんはニッコリ。

USB端子とリアベンチレーション

 アメニティは、運転席&助手席背面のシートバック、ドリンクホルダー、リアベンチレーション、後席充電用USB端子(急速充電対応タイプ2個付)と、充実しています。ルームランプは周辺に触れるだけで簡単に点灯しますし、不足は一切ナシ! 床面は比較的フラットで足元も広いあたりは、さすがミドルクラスSUVです。

運転席まわり

ハンドルまわり

センターコンソールまわり

センターコンソールは二階建て。USB端子はこの位置にある

スマホトレイとドリンクホルダー

ガソリン仕様車はシフトにレバー式を採用する

運転席の様子

ドライビングシート

運転席に座る唯さん

 驚いたのは運転席。というのも、センターコンソールまわりが対称設計だから。なにやらZR-Vのコンセプトの1つが「シンメトリー」だそう。さらにHondaとしては珍しく2階建てのセンターコンソールを採用。これはイイなと思っていたのですが、個人的にイマイチだと感じたのはスマホトレイが横置きであることと、その近くにUSB端子がない点。スマホは縦に持つモノで、VEZELやCIVICは縦置きだっただけに、ちょっと残念。

 さらにワイヤレス充電に対応していない端末の場合、USB端子は2階建てコンソールの下側にあるため、ケーブルをつないで下側にスマホを置くという考えのようですが、見た目は綺麗なのですが、ちょっと使いづらい印象です。運転中スマホをいじるのはNGですが、とはいえ信号待ちの間にLINEのメッセージをチェックするなんてことは誰もがしたことあるハズ。そしてすぐにスマホを置いて運転する場合、スマホトレイに置くのが普通だと思います。その場合、下側に置くという設計だとスグに置けないのです。

 シフトまわりを見ると、e:HEVはボタン式、エンジン仕様はレバー式。個人的にはボタン式の方がスッキリしていて好印象。一方、唯さんはレバー式の方が好ましい様子。ここら辺は慣れかなと思います。

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