一年中、次に買うべきカメラやレンズを考えているみやのです。流行りのChatGPT様に聞いてみました
Q:今お勧めの楽しいカメラを教えてください。
A:最近では、スマートフォンのカメラでも非常に高品質な写真が撮影できるようになっていますが、カメラ本体を使った撮影も楽しいですよね。おすすめのカメラとしては、以下のようなものがあります……
という前置きをしてくれて、泣きそうになりながら選んだのは「LUMIX S5Ⅱ」です。
超高画質と美しいボケならばフルサイズミラーレス
デジカメは最新モデルを買うのだ
今年頭のCES2023合で世界向け&日本でも発表になった、フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX Sシリーズ」の新製品で、「LUMIX S5Ⅱ」は2月16日に発売となりました。兄弟機の「LUMIX X」は6月発売で、待ちモードのみなさんもいるみたいですね。
S5Ⅱはその名のとおりS5の後継機ですが、撮像素子、画像エンジンとボディデザインを一新し、高速オートフォーカスと強力な手ブレ補正を実現したのが大きな特徴です。
最初のChatGPTのお告げではありませんが、自身ももちろん日頃はスマホで写真を撮っています。んが、こと取材や旅行やお散歩にはおカメラを使います。フルサイズミラーレスは、スマホの大型撮像素子「1/1.7型」や「1型」と比べて、面積で8~20倍の差があります。同じ画素数だとすると、1画素の面積が広くなり、暗さに強く、階調も豊かになります。
また、撮像素子が大きいほど、同じ画角を得るためのレンズの焦点距離が長くなり、合焦範囲が狭くなりますから、ピントが合っていない部分の「ボケ」が強くなります。スマホでも背景ボケをデジタル処理で実現しているものもありますが、自然のボケに勝るものはありません。
もちろん、フルサイズより大きい素子を使っているカメラもありますが、ボディが大きく重くなり、お値段もどどーんとUPしますので、競争の激しい「フルサイズミラーレス」がお買い得となるのです。
位相差AF搭載で高速フォーカス
アクティブI.S.で最強手ブレに
S5Ⅱが採用した新開発の撮像素子はフルサイズ2420万画素で、同社としては初めて「像面位相差AF」を搭載しています。従来、SシリーズはコントラストAFと認識AFでオートフォーカスしていたのですが、位相差が加わり、動体の追随性能が大幅に向上しました。
位相差AFは、撮像素子の中にAF用の素子を配置するもので、当然その場所は画像情報が欠落するという欠点があるのっで、LUMIXではこれまで採用していなかったのですが、画像処理エンジンの性能向上によってカバーできるとみて、今回ついに搭載したものです。センサー内の測距点は779ポイントで、ほぼ全域をカバーします。
画像処理のためのヴィーナスエンジンは新世代となり、S5に搭載のものと比べて演算性能が2倍、バッファメモリーは4倍となっています。
実際に動くものを色々と撮ってみました。瞬時にピントが合うのはもちろんですが、一度食いつくと、そのあとの追尾もスムーズになりました。また、暗さにも強くなり、ISOを上げても嫌なノイズは出ません。さすが、最新素子と最新エンジンの実力ですね。
手ブレ補正については、ボディ内の補正機構とレンズ内の補正機構を統合してコントロールする「Dual I.S.2」に加え、電子補正、手ブレ補正ブーストなどが実装されていましたが、今回のS5Ⅱっでは「アクティブI.S.」が加わりました。
これは、動画撮影時などで発生する手ブレ状態を判断し、水平・垂直・回転方向の「補正割合を最適化」するものです。手ブレ補正ユニットの能力を最大限活用できる制御を実現し、歩き撮りや、望遠時のフィックス撮影での手ブレ補正効果が大幅に向上して、臨場感ある自然で滑らかな映像表現を実現します。
静止画はもちろん、手持ちでの動画撮影では、スタビライザーが要らないのではないかというくらい、揺れなくなりました。動画主体の皆さんは、ぜひ試してみていただきたいです。
ユーザーインターフェースも改良され、迷いのない操作が可能となり、背面のジョイスティックは8方向操作が可能となりました。ボディデザインも改善され、グリップ形状やストラップ環が変更されています。
この新グリップのデザインはS5Ⅱだけ触るとそれほど感じないのですが、他機種や前モデルのS5と持ち比べると、明らかに「手のひらのフィット感」が違います。
ボディデザインではもうひとつ、炎天下での撮影や、長時間の動画撮影に効く、空冷ファンを内蔵しました。撮像素子とエンジンを冷却することで、画質や処理能力の低下を防止してくれます。
レンズマウントの上部のファインダー部に吸気口が、左右に排気口がありますが、ほとんど音は聞こえませんので、動画撮影でもノイズが発生しない設計です。
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