なるべく手軽に無理なく
自分の健康を把握してしておこう
前述のようにApple Watch Series 8とApple Watch Ultraでは、睡眠中の手首皮膚温を記録し、その変化がわかるようになっています。スタッフの説明によれば、就寝時につけて眠るようにすると5日ほどでベースラインが設定され、そのベースラインに対しての手首皮膚温の変化が記録できるようになるとのこと。日々の変化はiPhoneのヘルスケアの「身体測定値」→「手首皮膚温」で確認できます。
iPhoneのヘルスケアの「周期記録」では、過去の周期をPDFに書き出すこともできます。高尾先生によればPDFに限らず、診察に自分なりのメモやデータをプリントして持ってくる人はすごく多いそう。「診察では検査などで“作りの問題”については調べられますが、一方で“働きの問題”はその場でわかることは少ないんです。だから以前の記録がとても大事」だと話していました。
これからもApple Watchのような「デジタルデバイスを活かした健康管理はどんどん発展すると思う」と、高尾先生。「人口の減少によって医療機関が併合されたり、合併されたりして、医療機関にすぐにアクセスできないというケースも増えてくるはず。自分の健康をある程度自分で把握してしておくことは、これからの社会で絶対に必要なこと。それが生きたい人生を謳歌するためのベースになるんじゃないかと思います」と、改めて健康管理の大切さを語りました。
最後に「せっかく今の時代に生きているんだから、なるべく手軽に無理なく、こういう(Apple Watchのような)ものを、私自身は生かしたいなと思うタイプなんです。健康状態を維持するためにいろんなものを上手に使って、賢く自分の状態を把握していただければと思っています」と、参加者にやさしく語りかけていました。
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