ストーリー
人間と鬼の間に諍いが絶えない中、驚異の剣術で鬼退治を始めた男がいた。その名は桃太郎。小鬼の空太は、桃太郎を返り討ちにすべく挑むが、敢え無く敗退。鬼の王の指示で、かつての鬼たちの魂が彷徨う鬼世島へと船を出す。
鬼世島は、周囲を海に阻まれた孤島。遠くに見えるは鬼ヶ島。かつての鬼たちの無念の想いを糧に、打倒桃太郎に燃える小鬼の試練が今、始まる!
登場キャラクター
空太(くうた)
鬼王軍の小鬼の戦士。鬼ヶ島での桃太郎との戦いで、ひとり生き残った。かつて散っていった鬼たちのタマシイが眠る「鬼世島(きせじま)」で、打倒桃太郎を誓い、強くなるための試練を受ける。無口で多くを語らないが、強い信念を持って強くなることを求めている。その昔、人間と暮らしていたこともあるらしいが……。
風丸(かぜまる)
鬼世島にいる、一見オバケのようにも見える不思議な精霊。空太の修行のパートナーとして、行動をともにする。敵から心玉を抜き取るなど、特殊な能力で空太をサポートしてくれるが、なぜこの島に存在しているのかなど不明な点も多い。口が達者でおしゃべり好き。
銭助(ぜにすけ)
空太とは昔からの腐れ縁で繋がっている商人。試練を受けるために修行にきた空太を追いかけて、鬼世島に渡ってきた。群生するキノコをお金代わりとして、空太の武器となる棍棒や鬼のパンツ、食料などと交換してくれる。いつも助けてくれる空太に感謝しているが、もらうものはちゃんともらう、商人らしいがめつさは忘れない。
うり坊
鬼世島を住処とする、イノシシの子ども。主にはキノコを食べ、自由気ままに暮らしている。猪突猛進が信条で、空太に呼ばれれば即参上。背中に乗せて島中を駆け回る。
叶渚(かんな)
鬼世島にいる謎の少女。漁師である父親と、優しい母親に育てられた。儚げでどこかか弱そうな印象だが、芯は強く、意外と頑固。試練を受けるため上陸した空太とひょんなことで出会い、心を通わせていく。人間と鬼が争っていることに心を痛めているようだが……。豆腐が大好き
桃太郎
言わずと知れた、人間界の英雄。悪さをする鬼たちを、その剣技により懲らしめてきた。鬼たちからすれば、彼こそが「悪鬼」なのかもしれないが、しかし本当にそうなのだろうか…。
人間たちの強欲さ、非情さに、桃太郎自身も疑念を感じていたとしても不思議ではない。そして彼が知る、鬼世島の正体とは…。
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