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手ぶらでストレスフリーに通り抜けできるウォークスルー型の顔認証改札機が大阪メトロに採用

2023年03月07日 19時50分更新

 高見沢サイバネティックスとパナソニック コネクトは、ウォークスルー型の顔認証改札機を開発し、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が2024年度末までに全駅に導入する予定であることを発表した。

 パナソニック コネクトの世界最高水準という顔認証技術と高見沢サイバネティックスが開発した近未来を意識した機能とデザインの改札機を組み合わせ、初見でもスムーズに利用できるスタイリッシュなデザイン、かつ手ぶらによるストレスフリーで機能的な改札を実現する。

 これまで両社は、大阪メトロが大阪を格段に便利で快適な街にしていく都市型MaaS構想「e-METRO」の取り組みの一環として、2019年より「顔認証を用いた次世代改札機」の実証実験に参加してきた。

 大国町駅をはじめとする一部の駅で、大阪メトロ社員や車いすを使用する利用客に向けた実証実験を継続し、実験中に得たデータや知見をもとに改良を重ねた結果、今回2025年の大阪・関西万博に向けて新たな技術の導入で「圧倒的に便利な改札」の実現を目指す大阪メトロにより、「ウォークスルー型顔認証改札機」として採用されることとなった。

 利用者は、事前に大阪メトロのMaaSアプリであるe-METROアプリを通じて本人の顔画像を登録し、使用する乗車券と本人の情報を紐づけておくことにより、カード等の媒体を要することなく、スムーズに改札を通過することができるようになる。e-METROアプリについて詳細はこちら

 改札機の機能としては、改札通過時に、顔照合によって利用者及び乗車券情報の特定を行ない、上位サーバーに乗車券と処理機器の情報を伝送することにより、利用者が所有する通行権利を判定・応答する。

 また、デザインでは、入場側・出場側のデザインを非対称とすることにより、利用者を「迎え入れる」、「送り出す」というおもてなしをイメージした演出を施していることに加え、顔認証の精度を上げるため照明の付いたアーチを設けるとともに、扉部分には透明なクリスタル調の素材を用い、通路案内を行なうイルミネーションを採用するなど、機能だけでなくデザインも近未来を意識した作りになるという。

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