ストレージは高速なPCI Express 4.0の500GB SSDが標準
パソコンの性能はCPUとビデオカードで決まる、と言ってもいいほどこの2つは重要だが、それ以外のPCパーツが性能に影響しないわけではない。特に影響が大きいPCパーツはストレージだ。いくらCPUが速くても、そのデータの読み出しや書き込みが遅ければ待たされてしまうことになる。
Premium-Line Z790FD/D5の標準ストレージは、Crucialの「P5 Plus」(500GB)。PCI Express 4.0×4に対応した高速モデルでありながら、コストを抑えた価格性能バランスに優れたモデルとなる。
気になる速度は公称値で読み出しが最大6600MB/s、書き込みは最大4000MB/sと十分。これだけ速ければ、データの大きなゲームの起動や大量の動画編集素材の読み出しなど、一般的なPCで待たされることが多いシチュエーションでもより速く使えるだろう。
ちなみに、定番ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を使って実際の速度を確認してみたところ、公称値を大きく超える結果が得られた。また、シーケンシャルアクセスだけでなく、ランダムアクセスも高速だった。
しかし、高速な部類とはいえ、さらに上の速度の製品もある。徹底的に速度にこだわりたいという方には、BTOメニューからSSDの変更をオススメしたい。
高速SSDの定番となる「WD Black SN850X」(1TBモデルの場合、読み出しが最大7300MB/s、書き込みは最大6300MB/s)。あるいは、「SAMSUNG 980 PRO」(500GBモデルの場合、読み出しが最大6900MB/s、書き込みは最大5000MB/s)を選ぶといいだろう。
なお、高い信頼性で長期間利用することが考えられているシリーズということもあってか、メモリーはメジャーチップのJEDEC準拠品で速度はDDR5-4800のみ。とはいえ、容量は標準の16GB(8GB×2)のほか、32GB(16GB×2)、64GB(32GB×2)、128GB(32GB×4)から選べる。
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