インターフェースや日々のメンテナンスも快適に
次はインターフェースを見てみよう。デスクトップPCはノートPCと比べて種類も数も多いとはいえ、マザーボードによって大きく変化する。Premium-Line Z790FD/D5の標準マザーボードは、ASUSの「PRIME Z790-A WIFI-CSM」。インテルZ790チップセットを採用し、DDR5メモリー、PCI Express 5.0などをサポートする高機能モデルだ。
ゆえに、インターフェースも充実している。背面にはUSB Type-Cを2基備え、1基は20Gbpsを実現するUSB 3.2 Gen 2×2、もう1基は10GbpsのUSB 3.2 Gen 2という仕様だ。USB Type-Aは6基(USB 3.2 Gen 2が2基、USB 3.2 Gen 1が4基)も備える。また、有線LANは2.5GbEなので、高速かつ安定した有線接続を使いたいという人にもぴったりだ。さらに、デスクトップPCながらWi-Fi 6/Bluetooth v5.3をサポートしている点も見逃せない
Wi-Fi/Bluetoothアンテナは底面にマグネットを備え、背面だけではなく好みの位置に設置できる。机の奥にPC本体を押しやっても、電波の届きやすい位置にアンテナを設置すれば、高速で安定した通信を実現できる。
とはいえ、利用頻度の高いインターフェースと言えば、やはりフロント部。多くのデスクトップPCはフロントにUSBが2~3ポートくらいしか用意されていないが、本機はUSB Type-Aが4基(USB 3.0が2基、USB 2.0が2基)、USB Type-C(USB 3.1 Gen 2)が1基の合計5基と豊富だ。
メンテナンス面について、もう1点触れておきたい。140㎜吸気ファン×2の存在は先に紹介したが、フロント部にはPCケース内にホコリが入らないよう、フィルターがある。このホコリがたまると吸気効率が悪くなり、冷却性能が低下して騒音が大きくなってしまう。
このホコリを簡単に掃除できるよう、Define 7ではフロントカバーを開くだけでフィルターにアクセスできるよう設計されているのだ。
フィルター清掃は取り外して洗うだけ。底面のフィルターもフロントから引き出すだけで外せるし、天板のフィルターもツールレスだ。最悪、ホコリは故障の遠因にもなるだけに、普段から簡単に掃除できるという点はありがたい。
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