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引越し手続きワンストップ化の一環:

転出届オンライン提出可能に マイナンバーカード所有者のみ

2023年01月30日 15時30分更新

 デジタル庁が進める引越しワンストップサービスの一環として、2023年2月6日よりマイナンバーカードを使った転出届のオンライン提出が可能となる。全国のすべての市区町村が対応する。

転入届の提出は来庁が必要だが予約も可能に

 従来、現住所とは異なる市区町村へ引っ越す場合、

  1. 現住所の市区町村役場で転出届を提出
  2. 引っ越し先の地域の市区町村役場で転入届を提出

 という2段階の手続きが必要だった。

 2月6日以降は1(転出届の提出)がマイナポータルを通じて可能となり、市区町村役場への来庁は不要となる。

 引き続き2(転入届の提出)については市区町村役場への来庁が必要だが、マイナポータル上から来庁予定日を設定することで、来庁時の対応がよりスムーズになる見込みだ。

引越し手続きワンストップ化の一環

 現在、デジタル庁では引越しの際に必要な手続きを簡略化する「引越しワンストップサービス」の事業を進めている。前述の転入出手続き一部オンライン化もその一環だ。

 一般に引越しをする際は、前述の転入出届以外にも電気・水道・ガス・郵便等々、多くのサービスで住所変更手続きが必要となる。

 こうした手続きをマイナポータルから一括して可能とすることが、引越しワンストップサービスの狙いだ。

 今はまだ転出届がオンライン化されたに過ぎないが、今後民間事業者での活用が広まれば、引越し時の負担もかなり軽減されるだろう。

転入出は日本国内のみ対応

 2月6日からの転入出手続き一部オンライン化の対象となるのは、転出・転入ともに日本国内の市区町村で完結するケースだ。

 日本から海外への移住や、逆に海外から日本へ移住する場合には、マイナポータルを使った手続きはできない。

 なお、政府は現在、在外公館でのマイナンバーカードの交付・更新対応に向けた検討を進めている。

 

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