ラディウス・ファイブは1月26日、ネット上のアニメ映像をリアルタイムで高解像度化するChrome拡張機能「AnimeSR」を公開した。Chrome Web Storeから無料でダウンロード可能。対応している動画サービスは現在、YouTube、ニコニコ動画、AbemaTV(生放送以外)の3つ。
リアルタイムで動画を高解像度化
AnimeSRの特徴は、AIにより動画サイトの映像をリアルタイムで高画質化できることだ。処理の強度は弱・中・強の3種類。ユーザーが好みにあわせて選択できるが、PC上で高解像度化の処理をするため、処理強度が強くなるほどハイスペックのマシンが必要となる。
参考までに、筆者の環境(MacBook Pro、1.4 GHz クアッドコアIntel Core i5, Intel Iris Plus Graphics 645 1536 MB, メモリ16GB)で試したところ、1080pや720p解像度の動画は「弱」や「中」設定までが限界で、「強」にするとカクカクした不自然な仕上がりになってしまった。
機械学習に強いとされるM1 MacBook Airなら「強」設定でも見れないことはないが、やはり多少のカクついた感じは残ってしまう。
ただし、動画の解像度を360pに落とすと強設定でも問題なく使えるため、ソースとなる動画の解像度も処理に大きく影響するようだ。
この点を踏まえると、高解像度の映像が多い最近のアニメ作品より、高解像度化されていない昔のアニメ作品を観る際に相性の良いサービスといえるだろう。
DRMのかかった動画には利用できない
なおdアニメストアやAmazon Prime Video・Netflixなど、DRM保護された配信サービスには対応していない。開発元のラディウス・ファイブでは今後対応する動画配信サービスを増やしていくとしている。
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