G-Master Velox Intel Editionをレビュー
超人気の13400F&RTX 3060搭載ゲーミングPCは電力を盛っても低発熱で性能アップ!
サイコムのBTOパソコンはPCパーツに多くの選択肢があり、メーカーや型番にまでこだわれる。自分好みの最高の1台を手に入れられるという意味では、PC好きにとっては理想のBTOパソコンだ。一方で、PC知識に明るくない人にとっては何を選んでいいのかわからず、何日も悩んでしまうこともあるだろう。
そうした人にオススメなゲーミングPCが「G-Master Velox」シリーズだ。このシリーズの特徴は、ズバリBTOで選べるPCパーツが少ないこと。サイコムがあらかじめPCパーツを厳選しているため、カスタマイズせずともトレンドを抑えた「鉄板」のゲーミングPCが手に入る。
また、標準構成のままでもフルHD(1920×1080ドット)~WQHD(2560×1440ドット)の解像度&高画質設定でゲームが楽しめる性能を備えている。PC初心者にオススメのゲーミングPCを相談された時、「これを買っておけば間違いない」と胸を張って答えられるモデルだ。
なお、このシリーズはインテル製CPUとAMD製CPUで2つのモデルがあるが、今回は前者の「G-Master Velox Intel Edition」を紹介しよう。前回はCPUの素性や外観、インタフェースなどに焦点を絞ったが、今回はベンチマークを通してその性能に迫る。
G-Master Velox Intel Edition | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | インテル「Core i5-13400F」(10コア/16スレッド、最大4.6GHz) | |
CPU クーラー |
Noctua「NH-U12S redux」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
マザー ボード |
ASRock「B660 Pro RS」(インテルB660、ATX) | |
メモリー | 8GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板> | |
ストレージ | Crucial「P5 Plus CT500P5PSSD8」 (500GB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
「P5 Plus CT1000P5PSSD8」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
ビデオ カード |
ASUS「PH-RTX3060-12G-V2」(GeForce RTX 3060、12GB GDDR6) | |
電源 ユニット |
SilverStone「SST-ET650-HG」(650W、80 PLUS GOLD) | |
PCケース | NZXT「CA-H510I-W1」(ATX、ミドルタワー) | |
PCケース ファン |
Fractal Design「Dynamic X2 GP-12」(120mm) | |
OS | Microsoft「Windows 10 Home 64bit」 | |
直販価格 | 19万4230円~ | 20万3390円 |
なお、本稿の制作過程の途中で、G-Master Velox Intel Editionがあまりの売れ行きのため、生産終了となった報告がサイコムから届いた。「これはひょっとして記事がお蔵入りに……」とも思われたが、PCケースのみを変更した同価格帯の後継モデル「G-Master Velox II Intel Edition」をすぐにリリース。
G-Master Velox II Intel EditionはPCケースをFractal Designの「POP Silent White TG Clear」に変更しているが、その他のスペックはG-Master Velox Intel Editionと同じだ。
そして、このPCケースはNZXT製「CA-H510I-W1」とは甲乙つけがたい仕様で、本稿のテスト結果が大きく変わることはないと判断し、掲載することに決めた。そのあたりをご了承いただき、読み進めていただきたい。
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