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最新iPhoneが24円!? 店頭でのiPhoneの特価はどういうカラクリか

2023年01月15日 12時00分更新

「24円」と表示されていたiPhone 14の本当の支払いはいくら?

 以下の表は、あるドコモショップに12月に掲示されていたiPhone 14(128GB)の例での支払いだ。「いつでもカエドキプログラム」を使い、他社から乗り換え(MNP)での24ヵ月使ったユーザーの負担額が24円。分割の支払い額は、翌月の1回目が2円、その後22回に渡って1円を払い、その時点での残価が6万9240円となっている。

 iPhone 14を返却しない場合、この6万9240円が再度24回分割され自動的に24回目から47回目まで毎月2885円の支払いになる。24円で済む返却時期は23ヵ月目とされているが、加入翌月を1ヵ月目とするので約2年間は24円で使えるということになる。

ドコモのサイトでの説明画像。2年後に端末を返却すれば、残価の支払いは不要に。そのまま使い続けたい場合は残価が24回分割で支払いを続ける。途中で返却することも可能

 ちなみに23ヵ月目に返却できなくても、返却した翌月から2885円の支払いがなくなるため、いきなり残金を全部払う必要はない。また、返却可能なのは23ヵ月目だけでなく、その後の47ヵ月目までの間に返却しても、返却以降の支払いは不要になる。

 というわけで、完全に自分のものにする場合の支払額は合計で6万9264円。Apple StoreでiPhone 14を単体で購入すると11万9800円なので、分割払いをすべて払ったとしてもかなり安く入手できることになる。

このような販売はPixelでも実施されている

 iPhoneでは、iPhone 13/13 mini/14などでこのような売り方が見られる。AndroidではPixel 7がauでこうした方式で販売されることがよく見かけられる。

 iPhoneの場合は、2年後でも買取価格が比較的高いと予想されるが、値落ちの大きなAndroidスマートフォンが約2年間、24円で使えるなら非常にオトクだろう。

 なお、auでは24円でなく1円と掲示されていることが多い。これは23ヵ月目までの支払額合計を3301円とし、3300円分を毎月ポイントで相殺して支払額が1円としているため。ドコモやソフトバンクに比べると少々ややこしい。

オトクに使いたいなら、プログラム内容をよく理解すること

 このように使い方によっては、非常にお得なスマートフォンの入手方法と言える。分割払いとスマートフォンの返却が必要なので複雑に感じるかもしれないが、そこはしっかり理解しておきたい。

 また、今回提示したiPhone 14の価格はあくまで筆者が見かけた価格であり、最初の2年は24円で使えたとして24ヵ月目の残金が高めに設定されていれば、故障や紛失時はオトクではなくなってしまう。契約前には金額や条件をしっかり確認して判断してほしい。

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