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トヨタの乗りやすいSUV「カローラクロス」に長期間乗ってわかったナイスポイント

トヨタ「カローラクロス」

 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、カローラシリーズ初のSUV 「カローラクロス」についてレポートします。世界中で人気のあるカローラの新たなシリーズということもあり、各国で話題の車となっています。そんなカローラクロスに試乗してきたので、納車1年が経ったオーナーの意見を踏まえつつ、良かった点&悪かった点をお伝えしていきます。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!

カローラクロスってこんな車

 タフで男らしい雰囲気を持ちつつ、都会の街並みにも映えるデザインは、幅広い年齢層に支持されています。ドアや荷室の乗降口が低いので、小さなお子様のいるファミリー層にとってもピッタリの車となっています。パワートレインは、1.8Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド、1.8Lエンジンのガソリンという2種類がラインナップされ、WLTCモード燃費はハイブリッドモデルで26.2km/Lと、お財布に優しいのもステキなポイントです。なお、今回試乗したのは「カローラクロス G“X”(2WD)」です。

トヨタ「カローラクロス G“X”(2WD)」の主なスペック
サイズ 全長4490×全幅1825×全高1620mm
ホイールベース 2640mm
車重 1330kg
エンジン 1797cc 直列4気筒
最大出力 140PS(103kW)/6200rpm
最大トルク 170N・m(17.3kgf・m)/3900rpm
車両価格 199万9000円

 それでは、細かくチェックしていきましょう!

カローラクロスのナイスポイント その1
大きくても小回りが効く

 見た目の大きさよりも小回りが効くので、とても運転しやすくてGoodでした。発進&停止&ステアリングも緩やで扱いやすく、運転が苦手な人にもオススメです。気になったのは、フロントガラスが寝ているので視界が狭めなことです。

それに加えて、スピードメーター上に出っ張りがあるので、狭めのフロントガラスの視界がさらに悪くなっています

 今回はガソリン車に試乗したのですが、坂道や高速でのエンジン音は少し気になりました。また、そういうシーンだとトルクが足らないなと感じます。

カローラクロスのナイスポイント その2
やっぱり広い車内空間

 内装の質感は◎。ところどころにピアノブラックがあしらわれていたり、お値段以上に高級感がある車内はとてもくつろげました。

 シートは左右に出っ張りがあるので、カーブのときに体が揺れるということはありません。少し気になったのは、シートの柔らかさです。スポンジをかなり固くした感じなのですが、正直なところ……ここは値段を感じるところでした。

 運転席&助手席シートを1番低い位置、後ろに下げた状態にして158cmの私が座ると、こぶし6個分くらい頭上に余裕があります。座面を1番上まであげても、こぶし3個分くらい頭上に余裕があるので、狭いと感じる人は少ないでしょう。足周りは、膝をピーンと伸ばして座ることができるくらいの広さがあります。

 後席頭上は、こぶし3個分くらいのスペースがありました。運転席を1番前までスライドさせると足周りはこぶし5個分、1番後にスライドさせると、こぶし1個分くらいのスペースとなっています。前席に座る人の体格が良い場合、後席の人は狭いと感じることがあるかもしれません。

ドアの開口部が狭く、乗り込みにくいのは×。後席部の窓が小さいので、自然光が入らず、座ると圧迫感を感じました

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