快適で高級感あふれる車内
シートはスヌード調表皮&プライムスムースコンビシート。そしてダッシュボードなどにスエード調表皮が配されて高級感マシマシ。オデッセイなみ、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、そう思ってしまうほど。唯さんも「いいじゃないですか。居心地がとてもいいですね」と満足笑顔。シフトはプレイスティックやレバーではなくボタン式。最初は戸惑うかもしれませんが、スッキリしているのでエアコン操作などもラクラクです。メーターパネルはフル液晶。高精細で見やすいです。
「これでもか」と思うほど収納が多数用意されているのもステップワゴンの特徴。唯さんの「なんか軽自動車みたいですね」というように、「確かに軽自動車ってこうだよね」と思うところいっぱいです。そこら辺は長年軽自動車を作り続けているHondaならではの「使い勝手」「収納」の考え方が見えます。それが他社のミニバンとは違うところといえるでしょう。
何よりあちらこちらにドリンクホルダーがいっぱい。「こんなに飲み物を持ち込まないでしょ」と思ったのですが、人によって置きたい場所はさまざま。使う使わないは個人の自由ということにしましょう。
運転席側のUSBはTYPE-A、TYPE-Cが各1系統。カーナビと接続できるのはTYPE-A側で、TYPE-Cは充電専用という使い分けです。しかし、ナビと通信できるTYPE-Aが車両中央側で、充電専用が運転席側というのはどうかという疑問も出てきます。
なぜなら、Apple CarPlayやAndroid Autoを使う場合、大抵は運転手が所有するスマホででしょう。助手席の人が充電しようとすると、ケーブルが交差してしまうのです。ちなみにケーブルを接続したスマホは、中央下部にあるトレイか、助手席側のトレイに置くという使い方になります。
2列目は極上の空間です。「このクルマに乗るなら、絶対に2列目ですね」と唯さんが言うように、圧倒的な広さに誰もが大満足することでしょう。さらに「オットマンがいいですね」と、スパーダ専用装備に満足すると、「シートヒーターもあるんですか!」と、今度はプレミアムライン専用装備にも驚き。
「なんか新幹線のグリーン車みたい」といいながらテーブルを引き出して、USB TYPE-Cの充電ソケットにケーブルをつなげて、スマホタイム。このトレイですが樹脂製のためか耐荷重が低めで、ノートパソコンを置いて何か作業をする、というのにはちょっと不向き。特に2kg近くあるような15インチゲーミングノートを置いて、ゴリゴリっとゲームを楽しむということは難しそうです。
そして、窓を見たら「シェードがある!」というわけで、結局唯さんは終始、この2列めに座って快適な時を過ごされていたのでした。
3列目も充電ポートは用意されていますし、なによりラージサイズSUVの3列目とは比べものにならない広さと快適さ。普通のCセグメントセダンより快適、というのも言い過ぎでも何でもありません。しかも、この椅子を床下に収納できるというのだからすごいのなんの。この床下収納はステップワゴンのみの美質です。
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