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ZTEのお手軽5Gスマホ「ZTE Blade V41 Vita 5G」を試す

2022年12月31日 12時00分更新

超広角がないのが不便だが
スナップ撮影だけなら十分

 カメラは望遠や超広角を省き、5000万画素広角だけという割り切った設計だ。風景や集合写真を撮るときに超広角があればいいなと感じることもあったが、日々のスナップ撮影用として使うなら十分だろう。ピクセルビニングにより5000万画素を1200万画素相当で撮影するため画質も良好だ。

メインカメラは5000万画素広角だけという割り切り設計

 カメラのUIも広角シングルカメラのみのため倍率表示はない。ディスプレーをピンチアウト、ピンチインすることで最大でデジタル10倍の望遠撮影も可能だ。撮影モードはポートレート、写真、ビデオ、その他と4つ。その他の中にはマニュアル撮影や5000万画素への切り替え、モノクロモードもある。また撮影画像にウォーターマークをいれることも可能だ。

シンプルなカメラUI。その他に用意されているモードも少ない

 以下の作例は筆者の住む香港で撮影した。日中の撮影では発色も良く、価格を考えると十分満足できる。5000万画素モードであればある程度の拡大もできる。デジタル2倍では若干ジャギーがでることもあるので、思い切って5000万画素で普段から撮影するのもいいかもしれない。ポートレートでのボケもいい感じだ。マクロは4cmまで近づけるので食事の撮影にもいいだろう。夜景モードは5秒前後の時間がかかるが美しい結果となった。

標準撮影(1200万画素相当)

標準撮影(5000万画素)

デジタル2倍撮影

デジタル10倍撮影

標準撮影(1200万画素相当)

標準撮影(1200万画素相当)でボケ最大

標準で食事にぎりぎりまで近づいた

マクロモードではここまで近寄れる

夜景モード

【まとめ】日本でもSIMフリーモデルとして欲しい

 Blade V41 Vita 5Gは派手な機能は搭載していないものの、ZTEらしい質実剛健な製品と感じられた。カメラの割り切り設計も撮影時にあれこれ悩む必要がないし、90Hzのディスプレー表示もライトユースであれば快適に感じられた。日本での5Gユーザーを増やすためにも、ZTEにはぜひSIMフリーモデルとして販売してほしい。

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