週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

アップルCEOティム・クック氏がApp Storeの「日本発アプリ」を体験! 開発者コミュニティの成長に期待

2022年12月15日 18時10分更新

Whateverの小野里夏氏、宗佳広氏に「らくがきAR」アプリが誕生した経緯を聞くクック氏

App Store Foundations Programが
開発者コミュニティにもたらすもの

 それぞれのアプリを体験したクック氏は、日本のデベロッパーの印象をあらためて次のように語っていました。

 「今回の出会いからもまた、日本のデベロッパーの皆様がとても創造性豊かであることを強く実感しました。皆様のアプリは社会の様々な課題を解決に導き、あるいはパンデミックの中でエンターテインメントの力によって人々に安らぎを与えてきました。いずれも前向きな創造性がアプリという形に具現化され、良い結果をもたらした素晴らしい事例だと思っています。日本のデベロッパーコミュニティが、困難に打ち勝つ力を持っているいることを証明していただきました。皆様がARや機械学習のテクノロジーを巧みに使いこなして、アプリに命を吹き込まれたことにも感銘を受けました。」(クック氏)

 いよいよ日本でも、来年1月からApp Store Foundations Programがキックオフを迎えます。オンライン形式のグループセッションと、対面形式によるネットワーキングセッションなど複数回に渡る特別なカリキュラムには、Apple Developer Programに登録したすべての日本のデベロッパーが参加できます。アップルはプレスリリースの中でも、特にスタートアップや初期段階のデベロッパーをApp Store Foundationsに数多く招き入れたいとしています。

 App Store Foundations Programに参加することにより、日本のデベロッパーたちの成長にどのような良い相乗効果をもたらすことを、クック氏は期待しているのでしょうか。

 「日本にも導入されるApp Store Foundations Programは、多くのデベロッパーたちによるアプリ開発をより高い次元に導くことを確信しています。今回の試みがデベロッパーの皆様の成長を促すものとなり、沢山のセッションに参加する中でビジネスの種が芽吹く瞬間が数多く生まれることに私たちも期待しています。」(クック氏)

 Apple Developer Programに登録している日本のデベロッパーには、まもなくApp Store Foundations Programの全容が伝えられるそうです。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事