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オフィスの紙を循環させる、シュレッダーが付く製紙機「PaperLab」、エプソン

2022年12月09日 13時00分更新

セイコーエプソン プリンティングソリューションズ事業本部P事業戦略推進部兼PL企画設計部の山中剛部長

 セイコーエプソンは、2022年12月7日から、東京・有明の東京ビッグサイトで開催している「エコプロ2022」の同社ブースにおいて、乾式オフィス製紙機「PaperLab」の新たなコンセプトモデルを公開した。

使った紙をシュレッダーで裁断し、新しい紙として使用する、紙の循環が可能に。

 PaperLabは、古紙から再生紙を作ることができる製品で、オフィスなどに設置し、その場で紙循環が可能になるのが特徴だ。新たなコンセプトモデルは、従来通りに使用済みの紙をそのまま投入するモデルに加えて、専用シュレッダーで裁断した紙片が投入可能なモデルを用意。いずれも2023年度以降の発売を目指している。

PaperLab専用シュレッダー

自社内での紙循環から、企業同士/地域全体での紙循環まで

 セイコーエプソンの小川恭範社長は、「PaperLabは、2015年のエコプロ展で初めて公開して以来、様々なパートナーの協力を得ながら、その場で新たなオフィス用紙を生産し、環境負荷への低減に貢献を続けてきた。今回のエコプロ展では、お客様同士をつなぎ、環境貢献の輪が世界中に広がるように、PaperLabの新しいコンセプトを発表した」とし、「エプソンは、経営の重点に環境を置き、『環境ビジョン2050』では、2050年までにカーボンマイナスと、地下資源の消費ゼロを目指している。PaperLabは、脱炭素、資源循環、お客様のもとでの環境負荷低減、環境技術開発の4つの取り組みにおいて、非常に重要な役割を担うプロダクツになる」と位置づけた。

 また、セイコーエプソン プリンティングソリューションズ事業本部P事業戦略推進部兼PL企画設計部の山中剛部長は、「新たなコンセプトモデルによって、自社内での紙循環から、企業同士、地域全体での紙循環までが可能になる。PaperLabが生み出す環境貢献価値を、多くのお客様に届け、環境貢献の輪を広げ、持続可能で心豊かな社会の実現に貢献したい」と述べた。

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