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Take You Higherな「赤いラップトップスタンド」を衝動買い

2022年11月18日 12時00分更新

ダブルヒンジなのでキーボードの水平を保ったままでも自由な高さを選べる

PCを机上20cm前後まで上げて
立ったまま仕事することが可能になった

 ラップトップスタンド赤を利用すれば、もっとも低い位置ではデスク上35mm前後、もっとも高い位置では、転倒しないことを大前提にして水平にしたキーボードの高さが、机上20cm前後は可能だ。長時間の座位姿勢に変化を付けるため、時には立ち位置でのワークスタイルなどの変化をつけるには、便利なスタイルだ。

 また13インチ〜14インチクラスのラップトップPCを載せて液晶を開いた場合、キーボード奥のヒンジ部分をパームレスト側より高く持ち上げることで、フロントカメラ位置は最大机上55cmくらいの高さまでは可能だった。Z形状による調整幅があるので、単なる聴くだけのパッシブ参加者からキーボードを使用したアクティブ参加者まで、Zoom会議の幅広い作業形態をカバーできそうだ。

Zoom会議などでキーボード操作が少ない役回りであれば、フロントカメラを机上55cm程度の高さまで可能だ

 実は筆者がこのラップトップスタンド赤を衝動買いした最大の理由は、少し前に腰を悪くして長い時間椅子に座って原稿を書いていると腰痛が起こり、その後の動作が緩慢になってしまう時期があった。そのために、立って原稿を書ける環境道具を探している時に偶然見つけたのだ。

 自宅ではデスクトップPCのThinkCentre M630e TinyとEIZO 37.5インチの大型曲面ディスプレイ、重量級のTEXShinobiキーボードを接続して、PCワークをしている。Shinobiキーボード本体は約1.2Kgほどあり、それを立ち位置でキー入力するにはけっこうタフなラップトップスタンドが必要だった。

腰を痛めてしまい、この環境を大きく変えずに立ったまま原稿書きなどのPC作業をする必要があった

 そんな時に偶然見つけたのが、総アルミ素材を使用しZフレーム構造でラップトップパソコンを20cm以上持ち上げることができて、耐荷重10Kgのラップトップスタンド赤だった。商品が届いてすぐに、Shinobiキーボードを載せてEIZO 37.5インチ曲面ディスプレイを大きく仰角に設定し、立ったままで原稿を書くことができた。

ラップトップスタンド 赤を使用し、デスクトップPCのキーボードを約20cm持ち上げ、大型曲面モニターも少し仰角を付けて完璧な立ち位置での原稿書き環境ができあがった

 ラップトップスタンド赤は、単体で1kg近くあり、ほかのひ弱なラップトップスタンドと比較すると、サイズも中途半端なく大きく分厚い。なので決して持ち歩きには適さない。しかし自宅やオフィスで時々は、立ち位置でパソコン作業をして姿勢に変化を与えることができるのは良いことだ。従来通りの当たり前すぎるラップトップスタンドでは事足りないワーカーに、お勧めしたい逸品だ。

ITPROTECHハイブリッドスタンド ストロングベース REDは、従来の多少ミーハーなラップトップスタンドとは一味違う活用価値のある新しい商品に仕上がっている

 昭和のレトロ感がかえってナチュラルな筆者は、ラップトップスタンド赤を定位置から力を入れて引っ張り上げる時には、いつもスライ・アンド・ファミリーストーンのR&Bの歴史的名曲「I Wanna Take You Higher」を口ずさんでしまう。「ITPROTECHハイブリッドスタンド ストロングベース RED」なんてややこしい名前じゃなく、「Take You Higher!」みたいなシンプルな商品名にして欲しかった。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:「ITPROTECHハイブリッドスタンド ストロングベース RED」
・購入:ジャストマイショップ
・価格:4800円前後(優待価格)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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