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Nokia vs. OPPOの訴訟は、OPPOの敗訴でドイツ市場から撤退も、世界で争いは続く

2022年10月15日 12時00分更新

2022年第2四半期は前年同期比10%減となった中国スマホ市場

 急ピッチで成長してきた中国のスマートフォン市場だが、そもそものスマートフォンの普及や買い替えサイクルの長期化などが市場に影響を与えている。

 Canalysによると、2022年第2四半期の中国スマートフォン市場は前年同期比10%減少となった。「618」こと6月18日のECイベントもあったが、2021年のレベルには至らなかったとCanalysは記している。

 OPPOは、OPPO Find X5シリーズなどのハイエンドを投入しているが、コロナ禍の影響を受けて変化する市場のニーズとの乖離があったようだ。出荷台数は前年同期から30%も減少し、シェアは18%に。

 10月、米特許商標庁(USPTO)の特許審判部はOPPOの請願を受理し、Nokiaの特許の審査を開始した。特許審判部は特許の有効性を調べるものとなり、OPPOはNokiaとの特許訴訟を米国に拡大する可能性があるとMueller氏は記している(http://www.fosspatents.com/2022/10/oppo-lands-several-punches-as-nokia-has.html)。

 

筆者紹介──末岡洋子

フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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