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ASCII Power Review ― 第189回

デジタル手振れ補正で最強のVLOGカメラだ!「Osmo Action 3」実機レビュー-倶楽部情報局

2022年09月21日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「デジタル手振れ補正で最強のVLOGカメラだ!「Osmo Action 3」実機レビュー」を紹介します。


 DJIは新型アクションカメラ「Osmo Action 3」を9月14日に発表した。

 従来モデル「DJI Action 2」は「カメラユニット」と「フロントタッチ画面モジュール」で構成されたマグネット着脱式アクションカメラだったが、Osmo Action 3はDJIの初代アクションカメラと同じく一体型に変更され、前面と背面にデュアルタッチディスプレーを搭載した。

 また互換性はないが、DJI Action 2の機構をベースに設計された新たな「クイックリリース」が採用されており、マウントに素早く着脱できる。「Osmo Action 3 Standard Combo(単体)」の税込価格は4万7300円だ。

DJI「Osmo Action 3」税込価格4万7300円

縦位置録画にも対応 過熱問題については対策済み

 Osmo Action 3は、1/1.7インチCMOSセンサー(視野角155度、絞りF/2.8、焦点距離12.7mm[35mm判換算]、フォーカス範囲0.3m~∞)を搭載したアクションカメラ。動画は下記の解像度とフレームレートで、静止画は12MP(4000×3000ドット)で撮影可能。動画、スローモーション、タイムラプスモードでは「D-Cinelike カラーモード」を利用できる。

●Osmo Action 3の動画解像度とフレームレート
4K (4:3): 4096×3072@24/25/30/48/50/60fps
4K (16:9): 3840×2160@100/120fps
4K (16:9): 3840×2160@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (4:3): 2688×2016@24/25/30/48/50/60fps
2.7K (16:9): 2688×1512@100/120fps
2.7K (16:9): 2688×1512@24/25/30/48/50/60fps
1080p (16:9): 1920×1080@100/120/200/240fps
1080p (16:9): 1920×1080@24/25/30/48/50/60fps

 本製品は、ボディーを縦にすると自動的に縦向きで撮影が可能。また、水平と垂直の取り付けに対応した「保護フレーム」が同梱されている。クロップなどせずに、イメージセンサーの最大解像度で縦動画、縦写真を撮影できるわけだ。

同梱される「保護フレーム」は、Osmo Action 3を縦向きに装着することも可能だ

 リアには2.25インチ(640×360ドット、326ppi、輝度750±50cd/m²)、フロントには1.4インチ(320×320ドット、326ppi、輝度750±50cd/m²)のタッチ対応ディスプレーを搭載。自撮りで撮影パラメーターを変更するときに、フロントディスプレーでそのまま操作可能となった。また、どちらのタッチディスプレーも濡れた手での操作に対応する。

自撮りの際にフロントディスプレーでそのまま撮影設定を変更できる

 電子式手ブレ補正(EIS/Electric lmage Stabilization)は、全方向の手ブレを抑える「RockSteady 3.0」、全方向の手ブレに加えて±45度以内の水平方向の傾きも補正する「HorizonBalancing」、全方向の手ブレに加えてあらゆる角度の傾きも補正する「HorizonSteady」の3種類を用意。ただし、RockSteadyは最大4K/120fps、HorizonBalancingは最大4K/60fps、HorizonSteadyは最大2.7K(16:9)/60fpsまでと、解像度、フレームレートに制限がある点は留意しておこう。

 マイクは前面にふたつ、上面にひとつ、合計3つ搭載。3つのマイクを組み合わせたステレオ録画により、風ノイズを低減し、映像のオーディオ品質を向上させているという。

 本体サイズは70.5×44.2×32.8mm(レンズを除いたボディーだけの厚みは実測27.7mm)、重量は145g。防水性能が進化しており、DJI Action 2が最大10mだったところ、Osmo Action 3は最大16mに強化されている。

 バッテリーは1770mAhの「Osmo Action 3 エクストリーム バッテリー」が採用されており、25℃で1080p(16:9)/30fpsという条件で最大160分間録画できると謳われている。また、-20℃で1080p(16:9)/30fpsという条件で最大150分間録画可能な耐寒性も実現。さらに、4K/60fpsでバッテリーがなくなるまで動作できるように本体の過熱問題を解消しているという。

 DJI Action 2譲りの装備が「クイックリリース」。前述のとおりDJI Action 2とは互換性はないが、強化された「ロッククリップ」と「位置決めノッチ」が採用されており、耐衝撃性が大幅に向上しているとのことだ。

本体前面。「A」の左と「N」の右にマイク、「O」のなかに色温度センサーが内蔵

本体背面。リアとフロントディスプレーはタッチ対応。濡れた手でも操作可能だ

2.25インチのリアディスプレーに表示されるアイコン、項目は大きめ。操作は容易

これはスマホ用アプリ「DJI Mimo」。画面が大きいぶんメニューの見通しはいい

本体上面には、マイクとシャッター/録画ボタンを配置

本体下面には「クイックリリース」を装備。「ロッククリップ」と「位置決めノッチ」に加えて、磁力でも固定される

左がOsmo Action 3、右がDJI Action 2。Osmo Action 2はクイックリリース部に「位置決めノッチ」が新たに設けられている

本体と「クイックリリースアダプターマウント」を近づけると、磁力で引っ張られる。あとは軽く押し込めば、しっかりと固定される

右側面には「クイックスイッチ」と、充電、データ通信用のUSB Type-C端子を用意。USB PD 3.0(PPS)の急速充電に対応しており、18分で80%まで、50分でフル充電が可能。またパソコンと接続すればウェブカメラとしても利用できる

左側面には「Osmo Action 3 エクストリーム バッテリー」とmicroSDメモリーカード(最大256GB)を挿入するスロットがある

今回は「Osmo Action 3 Adventure Combo」(税込み価格6万6000円)を試用した。本体、保護フレーム(水平&垂直取り付け)、ゴム製レンズプロテクター、多機能バッテリーケース、Type-C – Type-C PD規格対応ケーブル、エクストリームバッテリー×3、接着式フラットベース、クイックリリースアダプターマウント×2、止めねじ×2、1.5m延長ロッド、説明書類が同梱されている

本体を保護する保護フレーム(水平&垂直取り付け)とゴム製レンズプロテクター

ゴム製レンズプロテクターはレンズ部を保護するには少々心許ない。しっかり保護するなら「Osmo Action 3 レンズ保護カバー」(税込み価格2860円)を装着しよう

多機能バッテリーケース、エクストリームバッテリー×3、Type-C – Type-C PD規格対応ケーブル。気兼ねなくOsmo Action 3を使いたいなら予備バッテリーは必須だ

多機能バッテリーケースは3本のエクストリームバッテリーをまとめて充電できる。また外部デバイスを充電することも可能だ

多機能バッテリーケースのフタの部分にはmicroSDメモリーカードを2枚収納できる

止めねじ、クイックリリースアダプターマウント、接着式フラットベース。接着式フラットベースの粘着力はかなり強い。ガラスなどに貼ると、剥がすのに相当苦労する

「Osmo Action 3 接着ベースキット」(税込み価格2600円)として別途購入できるので、よく使う場所には貼り付けたままにしてもよさそうだ

1.5m延長ロッド、クイックリリースアダプターマウント、止めねじ。合計で実測186.6gと比較的軽量だ

軽いせいか、1.5mという数値以上に長く感じる。なお、スキーやスノーボードなどのスノーアクティビティーで、セルフィースティックを認識し、自動的に見えないようにデジタル処理する「インビジブルスティック」という機能が用意されている

本体、エクストリームバッテリー、microSDメモリーカードの合計重量は実測145.3g

多機能バッテリーケースとエクストリームバッテリー×3の合計重量は実測211.8g

Osmo Action 3の気になる画質をチェック
4K120Pの滑らか動画に感動


 続きは「デジタル手振れ補正で最強のVLOGカメラだ!「Osmo Action 3」実機レビュー」でお楽しみください。

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