エレコムは、ハイクラス・ゲーミングデバイスシリーズ「ELECOM GAMING V custom(エレコム ゲーミング ブイ カスタム)」(以下、V custom)を、東京ゲームショウ2022の同社ブース内にて発表した。
発表会では、最初に代表取締役社長 柴田幸生氏が登壇。柴田氏は、eスポーツ元年と呼ばれていたころは、国内でeスポーツは低く見られがちだったが、プロのeスポーツプレイヤーを筆頭にゲームに真剣に取り組むプレイヤーにとっては、eスポーツはれっきとした競技であり、リアルスポーツと同様に捉える必要性があると考えていると語った。
しかしながら、ゲーミングデバイスの国内年間売り上げ比率を見ると、日本メーカーの割合は全体の3%程度の存在感となっている。そのため、30年以上もマウスやキーボードを取り扱うメーカーであるエレコムとしては、いよいよ本格的に取り組まなければならない、といった決意をもって立ち上げたプロジェクトがV customだという。
V customは、同社が日本のプレイヤーのさらなる活躍と、日本のeスポーツシーンの貢献を目指して、真剣に勝利を求める競技シーンに向けた、究極の性能にフォーカスした製品シリーズであるとしている。
マウス2製品にキーボード4製品が登場!
V customの最初の製品は、マウスが2製品に、キーボードが4製品。
マウスはどちらも重量が約75gと、最近流行りの軽量で、左右非対称型で右利きに最適化された形状のワイヤレスゲーミングマウス。
上位モデルの「VM600PE」は、センサー分解能が最大26,000DPIと競合他社のプロゲーミング用モデルと相当の性能を有する。最大トラッキングスピードは650IPS、最大加速度が50Gとなっている。価格は1万4980円。
もう1つの「VM500」は、最大8ボタン利用でき、レポートレートが最大1000Hzというところは「VM600PE」と同じだが、センサーが異なり、分解能が最大12,000DPI、最大トラッキングスピードが300IPS、加速度が35Gとなっている。形状と重量は同じだが、センサー性能が異なるといったところだ。価格は9980円。
キーボードは「VK300」と「VK310」がRGB LEDイルミネーション搭載モデルで、VK300がフルサイズよりも小型な65%サイズの日本語メカニカルゲーミングキーボード。VK310がフルサイズのテンキーレスモデル。
いずれのモデルもキースイッチが青軸、茶軸、銀軸で価格が異なり、VK300とVK310は青軸と茶軸のモデルが1万5980円、銀軸のモデルが1万6980円。
「VK200」はRGB LEDイルミネーション機能非搭載の65%、「VK210」がRGB LEDイルミネーション機能非搭載のテンキーレスモデル。価格は青軸と茶軸のモデルが1万1980円、銀軸のモデルが1万2980円。
FAV gamingとのスポンサー契約を発表
発表会の最後には、KADOKAWA Game Linkageがプロデュースするeスポーツチーム「FAV gaming」とのスポンサー契約を締結したことを発表した。
エレコムはV customシリーズにて、今後もゲームパットやヘッドセットといった、マウスやキーボード以外の製品も検討しているとのこと。今後の新製品情報にも期待したい。
権利表記:「エレコム株式会社 新製品発表会」
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