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輸入車唯一のフルハイブリッドSUV、ルノー「アルカナ」の走りは車重を感じさせない爽快感

2022年09月10日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

ルノー/アルカナ(429万円)

 「輸入車唯一のフルハイブリッド」(2022年2月ルノー・ジャポン調べ)で話題を集めるルノーの新SUVクーペ「アルカナ」。今回日本に上陸するのは、本国ではスポーツグレードに相当する「R.S.ライン」一択とのことなので、スポーツカー大好きの女優でモデルでMCな新 唯(あらた・ゆい)さんとともに、その魅力を探ってきました!

ハイブリッドの「秘密」はどこにある?

 ラテン語で「秘密」を意味する「ARCANUM」から採用したというアルカナ。スタイリングからして、「なんか他のSUVとは違って、秘密めいていますね」という唯さんの洞察力は確かな物で、知れば知るほど秘密いっぱいのクルマだったりします。そんなミステリアスなクルマを紐解いていきましょう。

ルノー/アルカナ(429万円)

 まずエクステリアから。全長4570×全幅1820×全高1580mm、ホイールベース2720mmと立派なCセグメントSUVのボディーサイズ。なのですが、一般的なSUVと違いリアがかなりスラントしており、かなりクーペ色の強いのです。さらに1580mmとSUVとしては低い全高にも関わらず最低地上高は200mmと、似たサイズの日産キックスよりも高いから不思議。「となると、後席は狭いんですかね?」と疑問を抱く唯さん。それはのちほど。

 アルカナで最も秘密めいているのがハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」。ルノー・日産・三菱アライアンスであるから、日産のシリーズハイブリッドe-POWERかなと思いきや大違い。F1由来の技術が数多く盛り込まれたという独自のパラレルハイブリッドというから驚きです。そもそも「輸入車唯一のフルハイブリッド」(2022年2月ルノー・ジャポン調べ)というのがよくわからず。というのも輸入車でハイブリッドは珍しくないのでは?

同じフランス車であるプジョーのハイブリッドシステム画面。フロントにエンジン、リアに駆動モーターを置く

 と思い調べてみると、多くの輸入車のハイブリッドシステムは、フロントにエンジン、リアにモーターを搭載したものが多く、エンジン駆動時はFF動作、モーター駆動時はRR動作と駆動輪が異なる場合が多いのです。エンジン側に駆動モーターを搭載しているモデルもありますが、その多くはアシスト的な動作、日本車でいうところの「マイルドハイブリッド」だったりします。つまり日本車のようなエンジンに駆動モーターと発電機(ジェネレーター)を組み合わせたパワーユニットを搭載するモデルは見当たらないのです。ですがアルカナの「E-TECH HYBRID」は、日本車的な「エンジンと駆動モーター、発電機を1つのユニットにまとめたもの」であり、それが「輸入車唯一のフルハイブリッド」と呼ぶ所以のよう。

アルカナのエンジンフードを開けたところ

アルカナのエンジンルーム

アルカナのパワーユニット

 そんな「E-TECH HYBRID」は、1.6リッターの自然吸気直列4気筒エンジンに駆動用のメインモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)という2つのモーター、そして蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンバッテリーで構成されます。ちなみに蓄電容量はノートe-POWERよりも少ない模様。

ドグクラッチ部

 駆動は約40km/hまではモーターのみ、それから先はモーターとエンジンの両方、またはエンジンのみに切り替えながら走行するというパラレルハイブリッドの「E-TECH HYBRID」。一般的なパラレルハイブリッドと違うのは、モーターとエンジンの動力伝達方法です。普通はモーターとエンジンの間にクラッチを置き、モーターだけで走るときにはエンジンからの動力を切り離します。ですがルノーはクラッチの代わりに、レーシングマシンにも使われる、歯車と歯車がガチっとかみ合うドグクラッチを採用。

 「ドグクラッチを使ったらショックが発生するじゃないか」と思われますが、ルノーはHSGを用いてエンジン側の回転をモーター側に合わせるというアイデアで克服。これによりシステムのコンパクト化と、ダイレクトなフィールが得られるのだとか。ちなみに公称燃費はWLTCモードで22.8km/Lと、日本車の同クラスと見劣りするものではありません。

スポーツモデルだけあって壮観なデザイン

アルカナのフロントマスク

空気をタイヤハウスの外へ逃がす

 エクステリアはルノースポールらしいフロントバンパーが印象的。LEDによるポジションランプがCのラインを描くのもルノーらしいます。このあたりは最近ところです。よく見るとフロントバンパーの両サイドにはフロントの風をホイールの外へと流すエアーアウトレットが用意されていのエアロトレンドといえるでしょう。

アルカナのサイドライン

さり気なく輝くR.S.LINEのエンブレム

 サイドラインは何度見ても「不思議な感じですね」と、よい意味で首をかしげる唯さん。「ファストバックみたいな形で見慣れているハズなのですが、最低地上高が高いので見慣れないというか、目新しいというか」と、右へ左へキョロキョロ。そしてフロントフェンダー付近にR.S.LINEのエンブレムを発見。「これがスポーツモデルの証なのですね」と初めて見るエンブレムに興味を示します。

バックドアを開けた状態

ラゲッジスペースの様子

ラゲッジは2重底になっている

 ラゲッジ容量は後席の背もたれを立てた状態で480リットルを確保。前出のキックスe-POWERよりも大容量だったりします。フロアーボードは2段式で、より大きな空間が得られます。「こういうところはSUVなのですね」と感心した様子。

ラゲッジに座る唯さん

 後席背もたれを倒すと、さらに広々。いわゆる6:4で簡単に倒すことができます。ただ完全フルフラットにはならず、残念ながらASCII.jp名物「ラゲッジで寝っ転がって車中泊気分カット」の撮影は断念。ラゲッジに座っての1枚となりました。

後席に座る唯さん

後席の様子。赤いステッチがスポーツモデルっぽい

USB Type-Aのほか、アクセサリーソケットも用意する

 後部座席は意外と広々。「ファストバック形状ですから、ヘッドルームが低いのかなと思ったのですが、特に不満はありませんね」とのこと。これは座面が低く、そして背もたれが結構寝ているためなのかな、とも。「インテリアは黒を基調としたモダンな感じですね」というわけで、気に入られた様子。そしてASCII.jp的にUSBをしっかりチェック。「下側にあるので使いづらいですけれど、USB Type-Aなんですね。あと12Vのアクセサリーソケットがあるのは便利かも」と、完全にASCII.jpに毒されている唯さんです。

赤いイルミネーションは変更可能

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