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2年遅れで中国・ロヨルの電子ノート「RoWrite」を半額で衝動買い

2022年09月01日 12時00分更新

24年前のCrossPadからRoWrite2までのアナデジ製品比較。基本的に、CrossPadを大きく超えた商品はない。また総合的には、普通のメモを超えたアナデジもない(筆者の感想)

昨今のアナデジ製品を比較して整理しよう

 今回ご紹介するRoWriteは、やっていることはほぼ24年前のCrossPadと同じ。どちらかと言えば使用するメモパッドも今回は半スペシャルなので、総合的には後退しているイメージを感じてしまう。後続のRoWrite 2は、メモパッドの自由度がアップし、CrossPadの正常進化系だと言えるだろう。

 今回のコラムを書くに際して、四半世紀前のCrossPadから100%スペシャルなしのアナログだけで実現完結している、レガシーな筆記具と紙だけのステーショナリー仕様までを簡単な表にまとめてみた。Anotoは、特殊な配列ドット模様が薄くプレプリントされた専用紙を使用する、北欧のAnotoの専用ペンと専用用紙の組み合わせだ。表の赤い部分が少ないほど、専用デバイスからの独立性が高く使用自由度の高いイメージだ。

 Rocketbookは過去のコラムでもご紹介した、描いて消せるフリクションペンで消去しやすい専用紙に描いて、紙を再利用する仕組みだ。Dropbox SacnやOneNoteは、ごく普通の紙やレポート用紙などに一般的な筆記具で描いたものを、アプリをインストールしたスマホのカメラで台形補正やコントラスト調整して撮影し、任意のクラウドサービスに自動アップロードしてくれる優れモノだ。

 最後の2行に記したDropbox Scanと普通のメモ・手帳が、もっとも制約が少なく根本的にはよく似たものだ。両者の差異はクラウドサービスで共有するために、スマホやタブレットなどにDropboxなどのクライアントアプリをインストールして、スマホとペアを前提として使うかどうかの違いだけだ。現在のところ、地上に存在するアナデジ系のデバイスは、例外なくこの数個の中のどれかに該当する。

梱包物は全部でこれだけ

 RoWriteは前述した比較表にあるように、専用のスタイラスと下敷き、紙(縦型・綴じ穴付きノートブック)を使用する。下敷きはUSB ACアダプターからmicroUSBプラグを接続して、充電する(約2時間で満充電)。ストレートのmicroUSBプラグなので、長さが邪魔をしてフォリオが綴じれないのは残念だ。専用スタイラスは単6アルカリ電池1本で駆動する。

専用ペンは単6アルカリ電池で駆動される。充電式でなくてよかった

コスト高でも、付属のmicroUSBケーブルのプラグはL字プラグにして欲しかった

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