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GITAI、10メートル級宇宙船外作業用ロボットアーム「GITAI S10」の検証試験を完了

2022年08月12日 07時30分更新

  GITAI Japan株式会社は、2022年8月4日、宇宙ステーション向けの10m級大型自立ロボットアーム「GITAI S10」を開発し、NASAの技術成熟度レベルにおけるレベル3に対応する各種試験の成功を発表。

 近年、世界の宇宙開発競争の激化に伴い、人工衛星への燃料補給、修理、メンテナンス等の軌道上サービスや民間宇宙ステーションの建設作業に関する需要が増加している。上記の需要を受け、GITAIでは、宇宙で汎用的な作業を遂行可能な宇宙用自律ロボットアームを開発、提供している。

 「GITAI S10」は、GITAI独自開発のインターフェースでロボットアームの手先の交換(着脱)を可能にし、さまざまなツールと接続して用途の異なる複数の作業が可能なタスク性能の向上だけでなく、アーム両端に装備することで、アームそのものの自律移動も可能にしている。開発から半年以内にNASAの技術成熟度レベル(Technology readiness level、 TRL)におけるレベル3 (技術実証のデモンストレーション)相当の以下の実証実験に全て成功しており、2023年3月にTRL6(地上でのシステムとしての技術成立性の確認)の達成を目標として、擬似的な無重力環境である水中実験施設にて同様の技術実証試験を予定している。

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