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シニアに大好評のスマホ訪問レッスン「らくらくコンシェルジュ」を知っているかい?

2022年08月15日 11時00分更新

受講者の生の声を聞く
毎回発見があるから7回もリピート

 ここからは実際にらくらくコンシェルジュのレッスンを7回も受けているというヘビーユーザー、ご夫婦のAさんとBさん、そしてBさんの妹のCさんの3人にお話を聞いた。

奥側からAさん、Bさん、Cさん

──まず、どうしてらくらくコンシェルジュを利用してみようと思ったのでしょうか?

Cさん そもそも姉(Bさん)が「まわりがスマホに変えてるから私たちもスマホにしよう」って言い出したんです。たしかにガラケーもなくなるって言われてたし、せっかくなんでみんなで一緒に変更したんですが……。

Bさん ガラケー一筋だったので、スマホの知識なんかまったくない。機種を選ぶときも「機能がいっぱいあるやつ」で選んだので、宝の持ち腐れでしたね。で、そのとき買ったドコモショップのスマホ教室に1~2回通ったんですけど、コロナで行けなくなっちゃって。そんなときにココ(高齢者マンション)で、訪問レッスンがあると聞きまして。

Aさん それで、じゃあみんなで参加してみようかってなって、1回申し込んだんですね。

──そして気がつけば7回も利用しているわけですね。リピートの理由はどのあたりでしょうか?

Aさん まず教え方がいいですね。でも以前教えてもらった内容を忘れてしまってまた同じことを聞いてしまったりと、もう終わりがないような感じです(笑)。

Cさん 機械に強い方はご自身でできると思いますけど、私たちみたいな後期高齢者ともなると、教えてもらわないとなかなか難しいですね。せっかく受講するんだからある程度は使いこなしたいと思って。詳しい方が教えてくれるので安心ですね。

Bさん わからないことをその場で解決できるのがいいですよね。おかげで今はアプリを使ったり、検索したり、簡単なゲームも遊べるようになりました。

──ゲームですか。たとえばどんなゲームでしょうか?

Aさん 私はフリーセルとかカードゲームですね。さっと遊べてボケ防止にもいいので、ヒマがあると遊んでしまいます。あとは間違い探しとか塗り絵とか将棋とか。若い人が遊ぶようなゲームはしないです。

Bさん ほんとそればっかりやってるよね。

──最近はシニア向けのeスポーツとかもあるのでぜひ! さて、スマートフォンってどの辺が難しいと思いますか?

Cさん 詳しい説明書がないので、まず使い方がわからない。タッチといってもいろんな操作方法があって。長押しとか難しいですよ。あと、スマホがいろいろ聞いてくるじゃないですか。これでいいですか? とか、送るけど本当にいいですか、こちらにしますか、みたいな。いきなり表示されると判断に困りますね。

Bさん いろんなマーク(アイコン)があるじゃないですか。あれ、教えてもらわないとどれがどこにあるってわかりにくくて……。

──それではスマホにしてよかったことはありますか?

Bさん やっぱりカメラが綺麗なことですね。以前はデジカメ(コンデジ)を使ってましたけど、もうほとんど使わなくなりました。容量が大きいから、たくさん撮れるのもいいですよね。

Cさん 料理とか、景色とか、姉の晴れ着姿なんかも撮りましたね。写真の送り方なんか、まさに今日教えてもらいました。+メッセージってアプリを使って送る方法です。スマホは天気やニュースが確認しやすいですね。テレビだと見逃しちゃうとわからないけど、スマホだと検索すればいいし。そういう意味では、一番検索を使ってます。

──よく使うアプリとかありますか?

Aさん ニュース系のアプリがいくつか。これも講師の方に入れてもらいました。新聞系のニュースはやっぱり毎日チェックしたい。ほかには地図とか乗り換えアプリとか。

Cさん 地図(Googleマップ)はいいですね。実際にその場がみられる地図(Googleストリートビュー)で昔住んでたところを見て懐かしくなってしまいました。

Bさん 最近、あまり外に出られないでしょう? だからお買い物系アプリ(Amazonなど)は使いますね。

──TwitterやFaceBookなどのSNS系はいかがですか?

Cさん ちょっと怖いので手を出してないですね。今後もやることはないと思います。

Bさん プライベートでもなんでも、思ったことをそのままネットに書くというのは、抵抗ありますねえ。逆にみなさん、すごいなあって。

──それでは最後の質問です。らくらくコンシェルジュで、今後どのようなことを学んでみたいですか?

Aさん 当たり前のことをしっかり覚えたいですね。操作でもアプリでも。

Bさん 使っていくうちにわからないことが出てくるので、それを解決できるように。先生がしっかり教えてくれるので、毎回聞いちゃうんですけど(笑)。

Cさん 毎回新しいことを教えていただいて、その都度「そうかこういうこともできるんだ」ってわかるので、まだまだ続けていろんな機能を覚えたいと思います。

──ありがとうございました!

★★★

 みなさん、80歳を過ぎているが活き活きとスマホについて語っている姿は、若い人もシニアも関係なくガジェオタなんだと思わされた。圧倒的にシニアはガラケー(フィーチャーフォン)率が高いが、FCNTからはシニア層向けの「らくらくスマートフォン」も出ているし、スマホへの移行が増えているとのこと。今回取材を受けてくださった方々は声を揃えて「やっぱりスマホはすごいなと。無理してでも変えて良かったと思ってます」とコメントしていた。

 いわゆるケータイとスマホは操作体系などが大きく違うので、長くケータイに親しんでいればいるほど、乗り換えに躊躇し、乗り換えたあともどう使っていいかわからないという状況に陥りがちだ。そんなときに頼れるのがらくらくコンシェルジュである。この記事を読んでいる読者の方には必要ないかもしれないが、ご両親や祖父母の方たちにスマホ移行を勧めているなら、このサービスもセットで勧めるといいだろう。親元を離れて暮らしているなら、このご時世、なかなか帰りずらいし、電話だけでは自分が教えても理解されづらい。だが、らくらくコンシェルジュなら自宅まで講師が来てくれて、マンツーマンで1時間みっちりレッスンしてくれるのだ。きっとスマホの使い方を身につけ、ビデオ通話やLINEなどに誘ってくることだろう。

 最後に講師の阿子嶋氏に疑問をぶつけてみた。らくらくコンシェルジュはFCNT以外のスマホでもOKだが、どうせならFCNTの製品を使ってもらいたいですよね? 「もちろんこのレッスンをきっかけにFCNTの製品を購入してもらえるといいですね。ですが、コンシェルジュを名乗る以上はウチだけというわけにはいきませんから」と応えてくれた。

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