気になるエンジン出力は非公開
だがパワーアップは確実!
エンジンフードを開けると2リットル直列4気筒ターボエンジンが姿を現します。パッと見たところ、前モデルと同じように見えますが、新たにTYPE Rのプレートが。エンジン出力は現時点では非公開。ですが、タービンを変更しているそうで、パワーアップしているのは確実。というのも、既に鈴鹿サーキットのタイムアタックでFF最速の「2分23秒120」をたたき出しているのですから。
このタイムは、先代のシビック TYPE R Limited Editionのそれを0.8秒更新しただけでなく、ライバルのルノー「メガーヌR.S.トロフィーR」の「2分25秒454」より2.3秒以上速いのです。このことから新型シビック TYPE Rが「ピュアエンジンFFスポーツの完成形」といっても過言ではないでしょう。となると、気になるのはドイツ・ニュルブルクリンク北コースのタイム。ですが、残念ながら今のところ、そのタイムは非公開。2019年5月、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーRが出したFF最速タイム「7分40秒100」の更新も時間の問題でしょう。
第二世代TYPE Rはスポーツカーの枠を超える
開発責任者の柿沼秀樹さんは、前モデルのシビック TYPE Rから「世界トップレベルの速さと、日常でも使える」ことを、TYPE Rに課しているといいます。言い換えるなら、サーキットで一級のRacingパフォーマンスと、快適な長距離移動のGTパフォーマンスの両立、つまりスポーツカーの枠を超えたUltimate SPORTがTYPE Rの目指すところなのだとか。「軽量なシャシーにハイパフォーマンスのエンジンを載せて、足を引き締める」という快適性無視のスポーツカーの時代は終わったということ。速くて快適、実に素晴らしいではありませんか。
さらにASCII.jp的に見逃せないのが、TYPE R用のデータロガーアプリをリリースする予定とのこと! リアルタイムで車両情報をスマホに表示するほか、タイムを保存・共有することができるのだそう。これも新時代のスポーツカーに必要な機能ですね。
「早く乗ってみたい!」と、スポーツカー大好きの唯さんは今からソワソワ。発売は9月を予定しています。もちろん、取材する際は唯さんにお願いする予定ですので、今しばらくお待ちください。
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