詳細は語りたくない? 高域を整える吸音ノウハウ
また、アコースティックスにも配慮。ハウジング内部にアブソーバー(吸音体)を設け、7~10kHzの高域を吸収。リニアリティを確保している。ノウハウがあるためか、その詳細は敢えて語りたくないとする。発表会でもレントゲン写真のようなビジュアルをチラリと見せるだけという徹底ぶりだった。
内部配線は、一般的な3極ではなく4極のバランスケーブルを採用。各チャンネルに専用のGNDを設けてクロストークを軽減。チャンネルセパレーションの改善を目指している。なお、ケーブルの端子自体はスタジオで主流の3極(アンバランス)タイプとなっている。
これらの試みを通じて、優れた分解能、高精度なステレオイメージ、シャープな定位感を届けられるとする。
装着性の面でも、クッション性と通気性の高いイヤーパッド/ヘッドバンドを採用し、長時間の作業が快適に進められるよう配慮している。周波数帯域は12Hz~34kHz。インピーダンスは120Ω。感度は104dB(SPL)。歪みは0.03%以下(THD@1kHz、100dB SPL)と非常に少ない。本体重量は352g。ケーブル長は3mだ。
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