第375回
40本のゲームで検証!Ryzen 7 5800X3D対Core i9-12900K真のゲーミング最強CPU決定戦(Radeon編)
Forza Horizon 5
「Forza Horizon 5」では画質“エクストリーム”に設定。ゲーム内ベンチマークを再生し、その際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
平均フレームレートはCore i9-12900Kの方が高いと数字上では出ているが、この程度の差は誤差の範囲で片付けてもよいだろう。
Tom Clancy's Ghost Recon Breakpoint
「Tom Clancy's Ghost Recon Breakpoint」はVulkanモードで起動。画質およびテクスチャーの質を“ウルトラ”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
微妙にCore i9-12900Kの方が高い値を示しているが、優位性とまでは言えない。
Ghostwire: Tokyo
「Ghostwire: Tokyo」ではレイトレーシングおよびアップスケーラーはオフ、レベルストリーミング距離は最低としたが、その他の画質設定は最高設定とした。マップ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
最低フレームレートではCore i9-12900Kが勝っているが、平均フレームレートではRyzen 7 5800X3Dの方が圧倒的に高く、Core i9-12900Kよりも約14%伸びている。コアの並列度に圧倒的なハンデがあるのにここまでフレームレートが伸びるのは凄い。
God of War
「God of War」では画質“ウルトラ”、アップスケーラーはオフに設定。画面解像度はスケーリングを使わずにデスクトップの解像度を1920×1080ドットに設定している。マップ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
平均フレームレートでは両者に差がないと言えるが、最低フレームレートではRyzen 7 5800X3Dの方が若干高い。
Grand Theft Auto V
「Grand Theft Auto V」ではAPIにDirectX 11を選択し、高度なグラフィック設定を含め画質系は全て最高に設定。ゲーム内ベンチマークを再生し、その際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
こちらも平均フレームレートでは差がないが、最低フレームレートでRyzen 7 5800X3Dの方がわずかに高い値を示している。
Halo Infinite
「Halo Infinite」では画質“ウルトラ”、非同期コンピューティング(Async Compute)をオンに設定。画面解像度はスケーリングを使わずにデスクトップの解像度を1920×1080ドットに設定している。対戦マップ「Fragmentation」でbotマッチを作成し、マップ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
平均・最低フレームレートともにCore i9-12900Kが勝っているが、平均フレームレートでは大差ない。だがCore i9-12900Kの方が最低フレームレートが落ち込みにくいということがこのグラフから読み取れる。
HITMAN 3
「HITMAN 3」では画質を最高設定とし、VRSは“Quality”、VRAM使用量のセーフガードはオフに設定した。ゲーム内ベンチマーク機能を使うが、CPUの影響が強いベンチ“Dartmoor”を再生し、その際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
最低フレームレートは同レベルだが、平均フレームレートではRyzen 7 5800X3DがCore i9-12900Kよりも27%高い値を出した。今回検証した40本のゲームの中で、HITMAN 3が最もRyzen 7 5800X3Dが輝いている。
Horizon Zero Dawn
「Horizon Zero Dawn」では画質は“最高画質”、アップスケーラーはオフに設定。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
Core i9-12900Kの最低フレームレートが非常に低いが、これは多コアCPU環境でよく見られる。とはいえ平均フレームレートにおいてRyzen 7 5800X3Dが勝っている点は十分評価できる。
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