第375回
40本のゲームで検証！Ryzen 7 5800X3D対Core i9-12900K真のゲーミング最強CPU決定戦（Radeon編）
Control
「Control」ではDirectX 12モードで起動、画質は最高設定だがレイトレーシングは無効、1920×1080ドット等倍表示に設定。マップ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
「Control」DirectX 12、1920×1080ドット時のフレームレート
平均・最低ともにCore i9-12900Kが優秀な値を出しているが、Ryzen 7 5800X3Dとの差は非常に小さい。
Counter-Strike: Global Offensive
「Counter-Strike: Global Offensive」では最高画質に設定。Steam Workshopで配布されているMod「FPS Benchmark」を再生し、その際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
「Counter-Strike: Global Offensive」1920×1080ドット時のフレームレート
平均フレームレートではRyzen 7 5800X3DがCore i9-12900Kに対し良い結果を出しているが、ベースのフレームレートが高いため、伸びは4％程度にとどまっている。
Cyberpunk 2077
「Cyberpunk 2077」では画質“ウルトラ”に設定。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
「Cyberpunk 2077」1920×1080ドット時のフレームレート
平均フレームレートでは僅差だが、最低フレームレートではCore i9-12900Kが非常に低い値を出した。ただ最低fpsに関してはブレの要素もあるため、今回の試行回数（3回）の範囲ではこの値にとどまった、程度に考えて貰うとよいだろう。
Days Gone
「Days Gone」では画質“最高”に設定。マップ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
「Days Gone」1920×1080ドット時のフレームレート
最低フレームレートよりも平均フレームレートの差に注目。全体的にRyzen 7 5800X3Dが優秀だ。
DIRT 5
「DIRT 5」では画質“Ultra High”とし、VRS（Variable Rate Shading）オン、レイトレーシングはオフに設定。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
「DIRT 5」1920×1080ドット時のフレームレート
ほんのわずかにRyzen 7 5800X3Dのフレームレートの方が高いが、Core i9-12900Kと決定的な差があるとは言いがたい。
F1 2021
「F1 2021」では画質“超高”、アンチエイリアスはTAA、レイトレーシングはオフに設定。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
「F1 2021」1920×1080ドット時のフレームレート
これは前回のRyzen 7 5800X3Dレビューでも示された通り、Ryzen 7 5800X3DがCore i9-12900Kに対して強い優位性を示している。最低フレームレートもRyzen 7 5800X3Dの方が高いため、より安定したビジュアルが期待できるだろう。
Far Cry 6
「Far Cry 6」では画質“最高”、VRSオンだがアップスケーラーやレイトレーシングはオフとした。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
「Far Cry 6」1920×1080ドット時のフレームレート
Far Cry 6はAMD肝いりのタイトルだが第12世代Core（特にEコアを搭載したモデル）との相性が非常に良い。この検証においてもフレームレートはCore i9-12900Kが圧倒的に高いが、Eコア8基のぶんコア数が多いので当然と言えるかもしれない。
ファイナルファンタジーXIV：暁月のフィナーレ（Final Fantasy XIV: Endbringer）
「ファイナルファンタジーXIV：暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークを使用。画質“最高品質”とし、ベンチマークのレポートに表示されるフレームレートを比較した。
「ファイナルファンタジーXIV：暁月のフィナーレ」ベンチマーク、1920×1080ドット時のフレームレート
最低フレームレートの落ち込みは特にL3キャッシュ搭載量が多くても緩和されないことがわかった。平均フレームレートにおいてはRyzen 7 5800X3Dの方がCore i9-12900Kよりもやや高いといえるが、割合としては5％程度だ。
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